事業化プロジェクト

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【PIコース】7月第1週「ゴリっと相談!AIと一緒に、プロジェクトが動き出す」

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パブリック・イノベーションコース
「パブリックイノベーション」コース

  PIコース7月第1週レポート

 ゴリっと相談!

 AIと一緒に、プロジェクトが動き出す

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こんにちは。
ファシリテーターのアラキングです。

 

7月第1週目のPIコースでは、これまで少しずつ触れてきたAI活用を、

いよいよ一人ひとりのプロジェクトの中で本格的に試し始めました。

 

これまでのAIとのやりとりは、

まずAIと話してみることや、どんなことができるのかを知るための、

いわばウォーミングアップの時間でした。

 

「AIにこんな聞き方をすると、こんな返事が返ってくるんだ」

「自分の考えを言葉にしてみると、整理できることがあるんだ」

そんな感覚をつかみながら、AIとの付き合い方を少しずつ探ってきました。

 

今回からは、そこから一歩進みます。

 

絵本づくり、野菜プロジェクト、商品づくり、伝え方の工夫など、それぞれが進めているプロジェクトの中で、AIをどう活かせるのか。

 

  • 自分の考えを深めるために使うのか。
  • アイデアを広げるために使うのか。
  • 次にやることを整理するために使うのか。
  • 誰かの気持ちを想像するために使うのか。

 

キッズたち一人ひとりが、自分の活動に必要な使い方を考えながら、

AIとの対話ができるようにしました。

 

遊び心は、新しいものを生み出す力

 

本格的なAI活用に入る前に、

今回は「遊び」をテーマにした映像をみんなで観ました。

 

枝や泥、植物など、身近なものを使いながら、

子どもたちが次々に遊びを生み出していく姿。

うまくいかなくても、「次はこうしてみよう」と試し続ける姿。
遊びの中で、自然に工夫し、新しいやり方を見つけていく姿。

 

キッズたちからは、

「自分が知らない遊びもあったけれど、すごく楽しそうだった」

「小さいころ、枝などを使って遊んでいたことを思い出した」

「国や文化によって遊び方が違うのがおもしろかった」

といった声が出てきました。

遊びは、ただ楽しいだけの時間ではありません。

  • 失敗しても、もう一回やってみる。
  • 思いついたことを、まず試してみる。
  • 少し違う方法を試しながら、自分なりのやり方を見つけていく。

そんな遊び心は、キッズたちがこれから社会の中で新しい価値をつくっていく時にも、大切な力になるはずです。

 

AIも、正解をすぐにもらうためだけのものではありません。

「こんなことを試してみたらどうだろう?」
「この見方もあるかもしれない」
「もう少し考えてみたい」

そんな試行錯誤を、より楽しく、より広げていくための相手になれるかもしれません。

 

そこで登場した、専用AI「ゴリ相」

 

キッズたちが気軽にAIへ相談できるようにするには、

ただ画面の中にAIがあるだけでは少し構えてしまうかもしれません。

 

「何を聞けばいいんだろう?」
「こんなことを相談してもいいのかな?」

そんな迷いを少なくし、少しでも話しかけやすい存在にしたいと考え、

PIコースのための専用AIをキャラクター化してみることにしました。

 

今回の試作版として登場したのが、「ゴリ相」です。

名前の通り、「ゴリっと相談できるAI」を目指しています。

キッズたちの考えを否定せず、すぐに答えを出すのでもなく、

一緒に次の一歩を考えてくれる相談相手です。

なぜゴリラっぽいのかは……想像にお任せします(笑)。

 

ゴリ相は、一般的なAIのように、

すぐに答えを教えることを目的としたAIではありません。

「今、何に困っているんだろう?」

「もう試してみたことはあるかな?」

「次にできそうなことは何だろう?」

といった問いを返しながら、キッズたち自身が考えを深め、

次の一歩を見つけられるようにつくられています。

 

もちろん、今のゴリ相はまだ完成形ではありません。

 

実際にキッズたちが使ってみて、「こういう時に助かった」「こんなふうに相談できたらもっと使いやすい」と感じたことを受け取りながら、キッズたちと一緒に少しずつ育てていく予定です。

 

実際に使ってみると、こんな変化がありました

 

この日は、それぞれが今進めているプロジェクトに戻り、

必要なタイミングでゴリ相に相談しながら活動を進めました。

 

野菜を使ったスイーツづくり、絵本づくり、雑草クレヨン、24節気カレンダー、木工動物園、「いただきますの心」を伝える取り組みなど、テーマは一人ひとり異なります。

だからこそ、AIの使い方も同じではありません。

 

  • アイデアを広げるために使う子。
  • 今やるべきことを整理するために使う子。
  • 自分の伝えたいことを見つめ直すために使う子。
  • 相手の気持ちを考えるために使う子。

それぞれが、自分の活動に必要な形でAIとの対話を試していました。

フォームの振り返りでも、多くのキッズが「次にやることが見えてきた」「新しいアイデアが出てきた」と答えてくれました。

 

ももちゃんは、野菜の性格や特徴を聞いたことを絵にし、次はそのキャラクターを使った四コマづくりにつなげたいと考えました。

ちーちゃんは、ピーマンのムースのアイデアを出した後、「キャベツプリンときゅうりのムースが終わったら、ピーマンのムースも作りたい」と、次の試作への意欲をふくらませていました。

そういちくんは、雑草クレヨンを販売する時に、実際に描いた絵を置くという工夫を考え、「もっとたくさんのクレヨンの色を作りたい」と次の行動を見つけました。

自分の考えで終わらせず、新しい見方に出会う

 

AIとの対話は、単にアイデアの数を増やすだけではありません。

ゆいねちゃんは、自分では一つしか出せなかったアイデアに対して、AIが別の案も出してくれたことから、

「自分の考えで終わるんじゃなくて、違う人からの考えも得ることが大切」

と感じたそうです。

 

りーちゃんは、相手の気持ちを考えることに目を向け、

「相手が何をしてほしくて、なぜその行動をしているのかを考えてみたい」

と書いてくれました。

 

また、ふみちゃんは、家族や友達が自然にしていることを見つけて、「すごいね」と伝えることで、けんかを少しでも減らし、みんなが仲良くできるようにしたいと考えていました。

 

AIとの対話を入り口にしながら、キッズたちは「自分はどうしたいか」だけでなく、「相手はどう感じているだろう」「どうすれば相手に届くだろう」と考え始めています。

 

AIと、自分の考えを共働させる

 

今回、とても印象的だったのが、Koukiくんの振り返りです。

AIに頼りすぎず、無理して自分で考えすぎず、共働して考えていきたい。

この言葉から感じたのは、AIに仕事を任せきりにするのでもなく、

自分一人で抱え込み続けるのでもない、新しい「共働」の形です。

ここでいう「共働」とは、同じことを同じように行うことではありません。

キッズたちは、自分の中にある思いや疑問、伝えたいことを持ち、自分で考え、選び、実際に行動します。

一方でゴリ相は、別の見方を出したり、考えを整理したり、「次に何を試せそう?」と問いかけたりしながら、考えるプロセスを支えます。

つまり、主役はあくまでキッズたちです。

ゴリ相はキッズの代わりにプロジェクトを完成させる存在ではなく、キッズたちが自分らしく前へ進むために、ともに働く相談相手です。

 

りなぞさんも、「一人で悩むのではなく、AIに相談するのも良いと思った」と書いてくれました。そのうえで、「自分の意見をもちつつ、AIの意見を取り入れて」絵本を完成させたいとも考えています。

 

自分の思いを大切にしながら、AIから新しい視点を受け取る。
AIの提案をそのまま使うのではなく、自分で考え、必要なものを選び、次の行動へつなげる。

 

これからのAI時代に必要なのは、AIを便利な答えの機械として使うことだけではなく、自分の考えとAIの力を共働させながら、新しいものを生み出していく力なのかもしれません。

 

「伝えたいこと」を、もう一度見つめ直す

 

AIとの対話は、アイデアを増やしたり、

作業を進めたりするだけの時間ではありません。

プロジェクトの根っこにある、

「自分は、本当は何を伝えたいのだろう?」

という問いに立ち返る時間にもなりました。

 

ゆっちゃんは、絵本づくりについて、

「伝えたいことを明確にして、絵本の内容を考えるのが大事」

と振り返ってくれました。

これからは、何を伝えたいのかを改めて考え、その思いに沿った内容になっているかを読み直していく予定です。

 

りおぽんも、「いただきますの心」が分かりやすく伝わる方法を、さらに深掘りしていきたいと考えています。

AIがいるからといって、作業を早く終わらせることが目的になるわけではありません。

  • 自分が本当に伝えたいことは何なのか。
  • 誰に、どんなふうに届いてほしいのか。
  • そのために、次は何を試してみるのか。

AIとの対話を通して、こうした大切な問いを何度でも確かめながら、

プロジェクトを前へ進めていくことができます。

今回のキッズたちは、AIに相談しながらも、

自分で考え、選び、試し、次の一歩を見つけていました。

 

ゴリ相も、まだ生まれたばかりの試作版です。

 

キッズたちが実際に使う中で見つけた、「こんな時に助かった」「こういう相談ができるともっといい」という声を受け取りながら、より相談しやすく、より考えが深まるAIへと、一緒に育てていきたいと思います。

 

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