事業化プロジェクト

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【PIコース】7月第3週目「行動の奥には、どんな思いがある?」

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パブリック・イノベーションコース
「パブリックイノベーション」コース

     PIコース7月第3週レポート

 行動の奥には、どんな思いがある?

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こんにちは!

ミラコラPIコースのアラキングです。

7月18日に開催したPIコースの様子をレポートします!

 

7月第3週の今回は、二つの対照的な動画を見ました。

一つは、普段は言いにくい不満や悪口を、天狗に向かって叫ぶ「悪態まつり」。

もう一つは、思わず笑顔になる、犬や猫の少し変わった行動を集めた動画です。

一見すると、まったく違う二つの映像です。

 

しかし、今回どちらの動画でも考えたのは、

「目に見えている行動の奥に、どんな理由や思いがあるのだろう?」

ということでした。

 

「悪口は良くない」で終わらせない

 

最初に見たのは、茨城県で行われている「悪態まつり」の映像です。

参拝者が天狗に向かって、普段は言えない不満や悪口を叫びます。

 

動画を見る前には、

「なぜ、この祭りは昔から続いているのだろう?」

「参加する人と、天狗役の人は、それぞれどんな気持ちになるのだろう?」

「もし、この祭りがなくなったらどうなるのだろう?」

という問いを投げかけました。

 

動画を見たキッズからは、さまざまな意見が出ました。

「普段は不満を言う機会がないので、言った人はすっきりして、良い年を迎えられるかもしれない」

という意見がある一方で、

「天狗役の人も人間だから、悪口を言われたら傷つくのではないか」

という意見も出ました。

 

また、

「悪口を言っても問題が改善されなかったら、もっと不満がたまることもあるのではないか」

と考えたキッズもいました。

そのほかにも、悪口を言いながら、最後には天狗役の人へ感謝を伝えている参加者がいたことに気づいたキッズもいました。

悪口を言う人だけでなく、受け止める人にも目を向けていました。

アラキングの方から、昔の領主が住民の不平不満を聞き、その中から改善すべきことを見つけるために始まったという説も紹介しました。

 

いろいろなことを踏まえた上で、悪口を単純に「良い」「悪い」で終わらせずに考える時間になりました。

 

すぐに答えを決めるのではなく、祭りが生まれた背景や、続いてきた理由、さまざまな立場の人への影響を考えてみることができました。

 

それぞれのテーマに向き合うプロジェクト活動

 

動画の後は、それぞれのプロジェクト活動を進めました。

 

全員が同じ作業をするのではなく、自分のテーマに合わせて、調べる、考える、つくる、見直すといった活動に取り組んでいます。

 

かのんちゃんは、エビをテーマにしたクイズを考えました。

「エビは長いと10年生きる。それを人間に換算すると何歳くらいになるのか」

「エビが育つマングローブでは、どのような環境問題が起きているのか」

「『海老』という漢字には、どのような由来があるのか」

など、いくつものクイズ案を発表しました。

一問ずつ聞きながら、みんなで考えたのは、正解が面白いかどうかだけではありません。

「このクイズを知った人に、どんなことを感じてほしいのか」

「エビのいのちや、食べ物への感謝につながる内容になっているか」

という、クイズを出す目的についても話し合いました。

「へえ」と楽しめる問題も必要です。一方で、クイズ全体を通して何を届けたいのかも大切です。

寿命や漢字の由来、マングローブの問題は活かしながら、ほかの問題はもう一度考えてみることになりました。

 

りおぽんは、広島に原子爆弾が落とされた理由や、被害の範囲について調べました。

以前に調べた名古屋空襲ともつなげながら、戦争の苦しみや悲しみを、どのように「いただきますの心」と結びつけて伝えるかを考えています。

戦争によって失われた、いのちや日常。

過去の出来事を知った今、自分は何を感じ、何を伝えたいのか。これから少しずつ整理していきます。

 

ちーちゃんは、今から植えられる野菜について調べました。

最初はピーマンを育てたいと考えていましたが、調べてみると、今は植える時期ではないことが分かりました。

そこで、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、白菜など、今から育てられそうな野菜を新たな候補として考えました。

ゆっちゃんとりなぞは、それぞれ絵本制作を進めています。

ゆっちゃんは、リユースをテーマにした絵本の絵が一通り完成し、これから文字入れやペン入れを進めます。

さらに、会話が不自然になっていないか、言葉の使い方にばらつきがないか、誤字や脱字がないかを読み直していく予定です。

りなぞは、絵本の絵コンテを進めています。

完成したものだけを見せるのではなく、制作途中の段階でも現在地を確認しながら、次に進む準備をしてくれていました。

 

ほかのキッズも、自分に向いている職業の特徴を調べたり、木工動物園の活動を森林保全やイベントづくりにつなげたり、誹謗中傷に対して自分にできる対策を考えたりと、それぞれのテーマに沿って活動を進めました。

 

今回の振り返りを見てみると、次に調べること、見直すこと、完成させることなど、一人ひとりが具体的な行動を決めてくれていました。

 

「かわいい」の先にあるもの

 

PIコースの最後には、気分転換もかねて、

犬や猫が見せる、少し変わった行動の映像を見ました。

 

飼い主の気を引こうとしているように見える犬。

自分で動かしたおもちゃを、なかなか捕まえられない猫。

覚えた芸を披露する犬。

前足ではなく、後ろ足で「お手」をする犬。

 

キッズからは、

「頑張っていて、かわいい」

「見ていてほっこりする」

という感想が出ました。

一方で、

「教えられていないのに、その行動をしているのなら、犬に詳しい人に聞いて理由を調べてみると面白そう」

という意見もありました。

 

動物の本当の気持ちは、私たちには分かりません。

それでも、

「どんな気持ちで、この行動をしているのだろう?」

と想像することはできます。

 

また、動物の行動によって笑顔になっているのは、飼い主だけではありません。

映像を見ている人や、番組に出演している人にも笑顔が広がっていました。

 

何気ない行動や、少し変わった遊び方が、思いがけず誰かを笑顔にすることがあります。

自分が夢中になっていることや、楽しんで続けていることも、誰かの幸せにつながるかもしれないということをキッズたちが実感してくれたらうれしいです。

 

見えない思いを想像する

今回のPIコースでは、目に見える行動だけで判断せず、その背景を想像することを繰り返しました。

悪態まつりを見て、悪口を言う側と受け止める側の両方を考える。

祭りを始めた人や、今も続けている地域の人の思いを想像する。

動画を作った人が、何を伝えようとしたのかを考える。

クイズをつくる時には、答えた人に何を感じてほしいのかを考える。

戦争について調べる時には、過去の出来事を今の人にどう伝えるかを考える。

絵本をつくる時には、読む人に分かりやすく伝わる言葉になっているかを見直す。

 

プロジェクトの内容は違っていても、相手や背景を想像することは、どの活動にも共通しています。

すぐに答えが見つかることばかりではありません。

調べる、考える、見直す、迷う。そして、次に何をするかを決める。

そうした小さな積み重ねを通して、それぞれのプロジェクトが少しずつ形になっています。

これからも、目に見えていることだけで終わらず、その奥にある思いや理由に目を向けながら、自分のテーマを深めていくことに伴走したいと思います。

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