【家庭で実践！ミラコラ的キャリア教育のススメ vol.５２】ほめれば伸びるのか？を考える

小学生である今から行うキャリア教育！
ミラコラで「現実をよく観る力」と「未来をつくる力」を育もう！

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【家庭で実践！ミラコラ的キャリア教育のススメ vol.５２】

　　　　ほめれば伸びるのか？を考える

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もっとほめるべき？

ガミガミ言っちゃダメなの？

 

ミラコラのお母さんたちとお話をしていると

こんな相談をよく受けます

 

いつも私が答えるのは

「ガミガミがダメとは思いませんよ」

「ただ単にほめればいいと言うわけではないと思いますよ」

と言うこと

 

大切なのは

 

どこをほめるのか？

どこに対してガミガミ言うのか？

 

矢印の矛先は大切なのかなあと思います

 

ここで

スタンフォード大学の教授である心理学者のCarol Dweck博士の行った研究をご紹介します

超かいつまんでまとめると

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Dweck博士が小学生向けにテストを実施した。

それぞれの子どもに１０個のIQテストを解かせ、

２種類の方法で彼らを「ほめた」

 

ほめ方①

「わあ、△点も取ったの、いい点ね。あなたは頭がいいわ」というもの

 

ほめ方②

「わあ、△点も取ったの？いい点ね。よく頑張ったわ」というもの。

 

つまり、

ほめ方①＝能力をほめた

ほめ方②＝努力をほめた

 

すると、

能力をほめられた子ども

→ 次に２つの問題を選択する際、難しい方の問題を避けた

努力をほめられた子ども

→ ９０％が難しい方の問題を選んだ

 

そして興味深いことに、

その後にDweck博士らが子どもには解けないような難しい問題を与えた時、

「能力をほめた」のグループの子どもは

自分のことを頭が悪く、才能がないと考える傾向にあった。

 

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この実験から学べるのは

 

「能力や結果」に着目（ほめたり、指摘したり）するのか？

「努力やプロセス」に着目（ほめたり、指摘したり）するのか？

 

で、思考態度が変わる可能性がある

 

ということ

 

「能力や結果」に着目すると

　　「固定された思考態度」が育まれる傾向に

・根本に「自分をよく見せたい」という欲求が育つ

・「失敗する可能性がある挑戦」を避けたがる

・障害にぶつかった時のあきらめも早く、努力は実を結ばないと考えがち

・批判に対し、例えそれが有用なものであってもネガティブな意見であればフィードバックを無視する

・他人の成功に脅威を感じる

・そして自分の能力を出し切ることができず、早い段階で能力の伸びが頭打ちの状態

 

努力やプロセスに着目すると

　「成長する思考態度」が育まれる傾向に

・「学びたい」という欲求から始まる

・挑戦を喜んで受け止め、逆境にぶち当たっても粘り強く堪える

・努力は熟達への通過点と考え、批判から学ぶ

・他人の成功からも学んだりインスピレーションを受けたりする

・全てを雪だるま式に吸収し、高い成功レベルへと到達できる

 

 

みなさんは普段どこをほめていますか？

どこに対して指摘をしていますか？

 

能力や結果？

努力やプロセス？

 

そして、ちょっと立ち止まって

私たちはどのように育てられてきましたか？

 

ここを受取直すと

これからのヒントが見つかるかもしれませんね

 

そして

ほめる？しかる？を超えた

本来の目的が見えてくるかもしれません

 

 

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vol.４３　「◯◯ × ミラコラ」という人生のスパイス

vol.４４　「心を育む」とはどういうことか？

vol.４５　環境が人を育てる。文化が人を進化させる。

vol.４６　「子どものために」から「子どもともに」へ

vol.４７　本当の意味で学ぶとは？

vol.４８　感情を大切にすること

vol.４９　こどもたちから学ぶこと

vol.５０　「自分に正直」ってどういうこと？

vol.５１　人が変わるきっかけ

voi.５２　ほめれば伸びるのか？を考える

 

 

 

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