ミラコラ合宿1日目 〜こどもは楽しむ天才〜
ミラコラ名古屋 起業コース
毎年恒例のミラコラ合宿
昨年に引き続き、
タナットネイチャーラボさんにて!
愛知は長久手から、淡路島へ出発〜!
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自然農法2.0 〜みんなで農業から学ぼう〜 プロジェクト
by (株)タナット&タナットネイチャーラボ
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この事業化プロジェクトの合宿版です。
単なる農業体験ではなく。
山岸さんの描く志を共に実践するための体験。
タナットネイチャーラボがどんな場になればいいのか?
2日目に山岸さんに提案をします。
ある意味、自分たちの学びの場として。
ある意味、山岸さんへのお役立ちの場(山岸さんの志を共に実践する)として。
これがミラコラ合宿の目的です。
そのためには!
机の上で考えていてもいいアイデアは出てきません。
ということで、
1日目はとにかく農業を体験する!
その前に。
山岸さんから
タナットネイチャーラボは何を目的として
始めたのかお話を聞きます。
1年前の合宿では、
地球に優しく人に優しい農業をすることが目的だった。
しかし、1年で考えが変わった。いや深まった?高まった?
自然農法が目的ではなく。
農業を通して、
地球に優しくできる人が育ってほしい。
人に優しくできる人が育ってほしい。
そして、その場がタナットネイチャーラボだけではなく、
ここを「きっかけ」にして、
全国に「人が育つ」場が増えてくれたら嬉しい。
キッズのみんなは
どこまでこの重大さに気づいてくれたかな?
山岸さんは学びを止めることなく、
たった1年でこれだけ成長している。
おそらく来年はまた違うことを言っているかもしれない。
自然の中で野菜が育つ。
自然の中で山岸さんが育つ。
やはり、自然は偉大。
さて!
いよいよ農業を実践しますよ。
収穫班、草ぬき班、タネ植え班に別れて体験。
これを1時間ごとにローテーション。
<収穫班>
ソラマメ、ニンニク、小松菜、ほうれん草を収穫
ソラマメは生で食べても美味しい!!!
甘〜い!!!
なんで?なんで?
ミラコラファームで作ったソラマメはちょっと苦味があったよねー。。。
同じ自然農法で作ったのになんで?ここのソラマメは甘いの?
ソラマメは順調に育つものもあれば、
病気?になって育ってないものもある。
山岸さんがおもむろに、
病気になったソラマメの木を抜く。
あー、いい土の匂いだなあ。
いい微生物が育ってる!
なるほど。
マメ科が育つと根っこに根粒菌が育って、
土に栄養素を生み出してくれるらしい。
なるほど!
ミラコラファームの土よりも、
タナットネイチャーラボの土の方が
良い微生物が生きていて、
そのおかげで甘いソラマメができたのかもしれない。
農業の基本は土。
土の中の微生物が生き生きとしていて、
お互いに助け合っていれば、
ほっといても栄養のある土になる。
だから肥料をあげる必要はない。
ソラマメはたとえ病気になったとしても、
よい土地を生み出すという意味で無駄ではなく
お役立ちにもなっているんですね。
雑草の一種の「カラスのエンドウ」もマメ科の雑草だから、
抜かない。なぜかというと、良い土を生み出してくれるから。
全ての命に意味があり、
何かしらのお役立ちをしているんだなあって。
<種まき班>
一見楽しそうだが、
やってみるととて地道な作業。
ここでもキッズ達は楽しむ工夫をしだす。
列ごとに誰が早くタネをまけるか競争をする。
ゲーム性を持たせるととっても楽しい!
素晴らしかったのは、
その後の受取直し↓
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ゲーム性を持たせると楽しかったけど、
作業が雑になってしまった。
そこはもっと改善しなきゃなあって思った。
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やっぱり、こどもは楽しむ天才。
そして、楽しむだけに甘んじることなく、
仕事の質も考えている。
大変な仕事、面白くない仕事でも、
ゲーム性を持たせれば
どんなことでも楽しむことができる!
昨今言われている「働き改革」は
単なる労働時間や労働環境にフォーカスしていますが、
本当の意味の「働き方改革」は
こどもたちがヒントをくれるのかもしれません。
<草ぬき班>
最初は草ぬきってめんどくさいって思ってたけど。
どうしたらもっと楽しめるかなと
草の捨て方を工夫したり、楽しめる工夫をしたり。
そうすると、草ぬきが楽しくなってきた!
という気づき。
さらには。
ひたすら草ぬきをしていたら、
だんだん無心になってきて、
そもそも、つまらない、おもしろいという
感情すら出なくなってきた。
無心になると、とっても清々しい
無我夢中の境地を
草ぬき体験で見出してしまうのは、
さすが子どもたち!
子どもは遊びの天才!
と思っていたけど、
遊びを超えて、
禅の学びである「無」「空」に近い体感をしてしまうのは、
素直な子どもならではのこと。
ある意味、草ぬき禅(笑)の実戦でもありました^^
木苺を見つけたり
野ウサギを追いかけたり
ハーブ園で寝っ転がったり
四つ葉のクローバーや
五つ葉のクローバーがたくさん見つかりました^^
こんな可愛いクローバーも!
日常では体験できないような
非日常の体験から学ぶことは
とっても多い
山岸さんの思い
自然農法が目的ではなく。
農業を通して、
地球に優しくできる人が育ってほしい。
人に優しくできる人が育ってほしい。
そして、その場がタナットネイチャーラボだけではなく、
ここを「きっかけ」にして、
全国に「人が育つ」場が増えてくれたら嬉しい。
しかし、ただ単に
自然農法をやっているだけでは
深い学びや気づきは得られにくいのかも知れません。
大切なのは
自然体で生きている山岸さんのような人の話を聞いたり。
農業からの気づきを「生き方」と絡めて「問い」を立てたり。
1.問題意識を持つこと
日常生活の中で問題意識を持った上で農業を受取直すこと。
2.問いを立てること
そして農業からの学びや気づきを
より良い社会にするための「問い」に変換し、
深く考え哲学すること。
この2つを持ってして、
自然から学ぶ
ことが生きてくるんだと改めて思いました。
そして、これが
「こどもだけ」だったら学びはどうなっただろうか?
「大人だけ」だったら学びはどうなっただろうか?
純粋なこどもだからこその行動や気づきがあるからこそ、
「哲学するタネ」が生まれたんだと思うし
深く考えることができる大人がいるからこそ
「問題意識」や「問い」を哲学できるんだと思います。
こどもも、大人も、対等に一緒に学びあう!
改めてここが大切だと強く思いました。
ミラコラ合宿1日目
これだけでもこどもたちは素晴らしい学びと気づきを得たと思いますが、
ミラコラの真髄はここから!
宿舎に戻ってからは
毎日の日課であるミラコラ日誌をみんなで!
今日1日を受取直します。
楽しかったし、学びや気づきはたくさんあった。
今日1日どんな1日だったかな?
自分たちの学びとしてはどうだったかな?
うん、農業のことをたくさん学べたよ!
なるほどー。でも学ぶべきことはそれだけ?
農業のことだけ?
・・・・
山岸さんへのお役立ちはどうだった?
うーん、確かに農業は楽しかったけど・・・
山岸さんへのお役立ちになったかというと・・・
ただ、楽しませてもらっただけな気もする・・・
お役立ちとは言えない・・・
じゃ、明日はどうする?
明日は山岸さんへ提案するプログラムなので、
山岸さんにもっと喜んでもらいたい!
食事の時も、もっとお手伝いしたい!
一人ひとり、
今日の受取直しを発表。
もちろん私も同じく受取直しを発表します。
以下の内容をキッズたちに共有。
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昨年に引き続き、
山岸さんにご協力をしてもらって合宿に望んだけど。
昨年以上のアウトプットが出せているだろうか?
山岸さんはこの合宿のために、
トイレを購入してくれたり、
食事の準備をしてくれたり、
かなりの労力と時間を費やしてくれた。
そのご恩に報いられているだろうか?
そして、
1年間で山岸さんは大いなる進化をした。
僕は山岸さんの進化を超える進化をしていられているだろうか?
昨年の延長上としてこの合宿を捉えていないだろうか?
現状維持に甘んじていないだろうか?
山岸さんに「やって良かった」と思えてもらうようなアウトプットを出せているか?
わざわざ同行してくれた荒木さんに対しても同じ。
2日間ミラコラのために時間を費やしてくれている。
この荒木さんのご恩を無駄にしていないだろうか?
「やっぱりミラコラから学べることはたくさん。きて良かった!」
と喜んでいただける貴重な機会を作れているだろうか?
ミラコラキッズたちに対しても。
みんなの将来に向けて、
人生の大きなきっかけとなる合宿をプロデュースできているか?
「やっているつもり」になっていやしないか?
そもそもこの合宿に命をかけて取り組めているか?
おい!本来の自分よ!お前は本気か?
そんなことを自問自答しています。
明日は、もっと一人ひとりに丁寧に!
歴史に残る日にする!
タナットネイチャーラボを他人事ではなく
自分ごととして考え、歴史に残る事業にしたい!
明日はそんな1日にします。
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こどもを本気に!の前に
大人が本気に!
明日もよろしくお願いします!
さあ、明日のためにも
しっかり寝るんだよ!
と言っても、すぐに寝るはずはないわな(笑)