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    ココロザシジャーニー

     いまここから、ココロザシがつながる

8月 発表から、次の一歩が動き出した夜

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8月22日、オンラインにて
「ココロザシジャーニー」8月回を開催しました。

 

今回発表したのは、5人のミラコラキッズと、株式会社アクラムの勝谷仁彦社長。

でも、この日の時間は、ただの「発表会」ではありませんでした。

子どもたちが、これまで考えてきたことや、実際に行動してきたことを言葉にする。

それを聞いた大人たちが、

「一緒にやってみたい」
「こんな人を紹介できるかもしれない」
「自分の仕事ともつながるかもしれない」

と声を上げる。

 

そして、大人の話を聞いた子どもたちが、また自分自身のココロザシを考え直す。

そんなふうに、発表をきっかけに、次の一歩が動き出す時間になりました。

 

5人それぞれの「今」

今回発表したのは、

りなぞ、ちいちゃん、こうき、さくちゃん、ゆっちゃん。

テーマはそれぞれ違います。

 

でも共通していたのは、

最初に考えたことを、そのまま発表しているわけではない

ということでした。

 

調べる。
人に話を聞く。
実際にやってみる。
うまくいかなかったことから考え直す。
そこから、また新しい問いが生まれる。

 

そんな歩みの中で、一人ひとりのココロザシも少しずつ変化していました。

 

りなぞ:「心の健康」まで含めたチャームテイメントへ

りなぞのココロザシは、

「すべての命が健康で仲良くできる、チャームテイメントな社会をつくること」

です。

「チャームテイメント」は、仲の良さや魅力を表す「チャーム」と、エンターテイメントを組み合わせて考えた、りなぞ自身の言葉です。

 

今回の発表では、中学3年生の受験生として、実際に自分自身が心のゆとりを失いそうになる経験から、

心にゆとりがあると、人にもやさしくできるのではないか

という問いを深めていました。

 

そして、管理栄養士さんへのインタビューやレシピ絵本づくりを進める中で、健康とは栄養だけではないことにも気づいていきました。

食材や作ってくれた人への感謝。

「いただきます」の心。

そうしたものまで含めて、心も体も元気になれるものをつくりたい。

活動を続ける中で、りなぞ自身の考える「健康」の意味が、さらに広がっていました。

 

ちいちゃん:自然農法から、「どう届けるか?」へ

ちいちゃんは、タナットネイチャーLabの山岸さんとの活動を通して、自然農法や微生物について学んできました。

実際に野菜を育て、食べてみる。

その中で、自然農法で育てた野菜のおいしさや、微生物の力を実感してきました。

でも、そこで終わりではありませんでした。

 

ちいちゃんが次に考えたのは、

「野菜が苦手な子には、どうしたら食べてもらえるんだろう?」

ということです。

そこで、野菜をスイーツにすることに挑戦。

小松菜、じゃがいも、にんじん、キャベツなど、さまざまな野菜を使ったスイーツを考えてきました。

そして発表の最後には、

「一人でやっていても足りない。仲間を増やしたい」

と呼びかけました。

自然農法を知るところから、自分でやってみる。

さらに、誰かに届ける方法を考え、仲間を増やそうとする。

ちいちゃんの活動も、少しずつ次の段階へ進んでいます。

 

こうき:「一人ひとりの力をどう生かすか」へ

こうきくんは、これまで障がい者雇用について調べたり、さまざまな人にインタビューしたりしてきました。

最初に考えていたのは、

「どうしたら障がい者雇用を増やせるのか」

という問いでした。

しかし調べていく中で、関心は少しずつ変化していきます。

 

障がいがあるかどうかだけではなく、

「一人ひとりの得意や力を、どうやって生かすのか」

という問いへ。

 

そして今は、実際に企業で働く人や、人を採用・育成している人に話を聞きながら、さらに探究を深めようとしています。

 

さくちゃん:「楽しい」を超えて本来の目的を問い直す

さくちゃんは、「森を守りたい」という思いから、木工どうぶつえんなどの活動を続けてきました。

実際に企業とつながり、木材に触れ、ワークショップも実施。

木工どうぶつえんは大人気になりました。

しかし、その活動の中で、参加者がグルーガンで少しやけどをしてしまう出来事がありました。

 

そこでさくちゃんが考えたのは、

「楽しいだけではダメなんだ」

ということでした。

森や命を大切にする活動なのに、そこで誰かが傷ついてしまっては、本来の目的から離れてしまう。

その経験から、安全について改めて考え、さらに、

全国の「森を守りたい会社」をつなげたい

という新しい構想へと広がっています。

 

ゆっちゃん:「やりきる」を、自分自身の行動で確かめる

ゆっちゃんが今回向き合ったテーマは、

「やりきること」

です。

テスト勉強で、

「もう少しやっておけばよかった」

と後悔した経験。

以前の絵本づくりでも、完成が期限ぎりぎりになり、

やりきるとは、ただ終わらせることではなく、時間の使い方も含まれる

と受け取り直しました。

そこで新しい絵本『思い出のバトン』では、スケジュールを立てながら制作。

周りの人からアドバイスをもらい、最後まで完成させることができました。

そして、その過程で気づいたのが、

自分がやりきるためにも、周りの人の思いやりがあった

ということです。

「やりきる」と「思いやり」。

二つのテーマが、ゆっちゃんの中で一つにつながり始めています。

 

発表の詳しい内容は、ぜひ動画で

 

ここで紹介したのは、5人の発表のほんの一部です。

どんな経験から考えが変わったのか。
どんなことに挑戦し、何に気づいたのか。
そして、これから何をやっていきたいのか。

それぞれの発表を、動画でもご覧いただけるようになりました。

 

まずは、8月22日のココロザシジャーニー全体をご覧いただけるフルバージョンです。

【ココロザシジャーニー8月|フル動画】

 

そして、5人それぞれの発表も個別にご覧いただけます。

りなぞ

「心の健康」から考えたチャームテイメントな社会

【りなぞ 発表動画】

ちいちゃん

自然農法の野菜を、もっとたくさんの人へ

【ちいちゃん 発表動画】

こうき

障がい者雇用から、「一人ひとりの力をどう生かすか」へ

【こうき 発表動画】

さくちゃん

森を守る活動から、「未来を一緒につくる」挑戦へ

【さくちゃん 発表動画】

ゆっちゃん

「やりきる」と「思いやり」がつながったとき

【ゆっちゃん 発表動画】

 

5人それぞれの言葉だからこそ伝わるものがあります。

気になる発表から、ぜひご覧ください。

そして、発表から次の一歩が動き出した

 

今回、とても印象的だったのが、

発表した後に、実際のつながりが生まれていたことです。

 

こうきの発表を聞いた、ともに株式会社の今井社長からは、

「会社の未来会議に参加して、一緒に考えてみてほしい」

という提案が生まれました。

 

さくちゃんが、

「森を守りたい会社を全国でつなげたい」

と発表すると、参加者から、

「自分の会社でも森をつくるプロジェクトを進めているので、何か一緒にできるかもしれない」

という声が上がりました。

 

ゆっちゃんの絵本『思い出のバトン』を読んだ大人からは、

自分自身の実家や思い出を振り返りながら、

「この絵本を、リユースの仕事をしている人にも読んでもらいたい」

という話も生まれました。

 

子どもが発表して、大人が「すごいね」と言って終わる。

そうではありません。

子どもの問いや行動が、大人の仕事や経験とつながり、新しい一歩が始まっていく。

そんな場面が、実際に生まれていました。

 

「ココロザシは、最初から見つかっていなくてもいい」

そして今回、大人の発表者として登場いただいたのが、株式会社アクラムの勝谷仁彦社長です。

勝谷社長は、

行きたい高校に行けなかったこと。
大学受験で浪人したこと。
最初に入った会社を1年で辞めたこと。
そして、5億円の借金を抱えていた実家の会社に飛び込んだこと。

そこから、自社ブランド「スクアドラ」を立ち上げ、さまざまな挑戦を続けてきた歩みを話してくださいました。

【勝谷社長 発表動画】

 

勝谷社長の発表の中で、印象的だった言葉があります。

「志って、持とうと思っても持てなかった」

そして、

「考えて見つけたんじゃなくて、動いていたら後から湧き出てきた」

という言葉です。

この話を聞いたキッズたちからも、

「今やっていることを通して、もう一度ココロザシを考え直してみたい」

「ココロザシが変わってきたけれど、それでもよかったんだと思えた」

という声が出てきました。

ココロザシは、一度決めたら変えてはいけないものではありません。

動いてみる。

人に出会う。

うまくいかないことを経験する。

そこで感じたことを、もう一度受け取り直す。

そうやって、少しずつ自分自身のココロザシになっていくのかもしれません。

 

発表する人だけが、主役ではありません

 

ココロザシジャーニーには、

「ここから、ココロザシがつながる。」

という思いを込めています。

 

誰かの発表を聞いて、

「それ、面白いね」

「自分も何かできるかもしれない」

「こんな人を紹介できるかも」

と感じる。

それも、この場に参加する大切な意味だと思っています。

 

そして今回のように、

子どもの発表から大人が動き、

大人の発表から子どもがまた自分を見つめ直す。

子どもも大人も、お互いのココロザシから学び合う。

そんな場を、これからもつくっていきたいです。

 

次回は9月19日!

 

ココロザシジャーニーは、8月だけで終わりません。

次回は、

9月19日(土)19:00〜21:00
オンライン(Zoom)

で開催します。

 

9月も、ミラコラキッズたちが、それぞれのココロザシに向かって歩んできた「今」を発表します。

そして大人の発表者には、
一般社団法人more treesの水谷伸吉さんをお迎えします。

森を守る活動を長年続けてきた水谷さんが、これまでどんな実践をしてきたのか。

そして今、どんな未来を見ているのか。

キッズたちの発表とあわせて、ぜひ聞いていただきたいと思っています。

 

子どもも、大人も、企業のみなさんも

 

「まだ自分のココロザシなんて分からない」

そんな子どもたちにも、ぜひ参加してほしいと思っています。

 

誰かの発表を聞いて、

「こんなことをやってみたい」

「自分もこれが気になる」

という小さな気持ちが生まれるかもしれません。

 

保護者のみなさんには、

完成された成果だけではなく、

子どもたちが悩み、考え、行動しながら変わっていく途中の姿

をぜひ見ていただきたいと思っています。

 

そして、企業経営者や社員のみなさんにも、ぜひ参加していただきたいです。

子どもたちに何かを教えるためだけではありません。

子どもたちの問いや活動と、皆さんの仕事や経験がつながることで、

新しい取り組みが生まれるかもしれません。

 

そして逆に、子どもたちの言葉から、

自分たちは何のために働いているのか。
どんな社会をつくりたいのか。

を受け取り直すきっかけになるかもしれません。

発表する人も。

応援する人も。

まだココロザシが見つかっていない人も。

みんなで、この続きをつくっていけたらと思います。

 


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     PIコース8月第2週レポート

発表準備と、それぞれの探究を進めました

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こんにちは!

ミラコラPIコースのアラキングです。

8月第2週のPIコースでは、8月22日の「ココロザシジャーニー」に向けた発表準備と、それぞれが取り組んでいるプロジェクトの探究を進めました。

 

今回は、全員で同じテーマに取り組むというよりも、それぞれが今やるべきことを進めながら、必要に応じて個別に相談したり、途中経過を共有したりする時間となりました。

 

発表準備を進めるキッズたち

8月22日に発表を控えているキッズたちは、これまでの原稿や活動を振り返りながら、今の自分に合わせて内容を整えていきました。

 

りなぞは、制作している絵本の絵コンテが完成し、本描きに入っています。

発表原稿については、3月のミラコラEXPOで使った内容を土台にしながら、その後の変化を加えていくことにしました。

特に、

「PIコースに入ってから、何が変わったのか?」

という視点で、この数か月の歩みを振り返っていきます。

 

ちいちゃんは、これまで参加してきたキッズネイチャーラボや、ミラコラファームでの体験を振り返りました。

山岸さんから聞いた話や、日々見てきたムービー、実際に野菜を育てる中で感じたことなど、これまでの経験を発表原稿の中にどうつなげていくかを整理しています。

また、

「安心・安全」

「笑顔で元気に」

といった、ちいちゃんが大切にしている言葉についても、

「それは具体的に、どんな状態なんだろう?」

と考えながら、ココロザシをもう少し具体的な言葉にしていくことになりました。

 

さくちゃんは、

「森を守りたい」

という自分のココロザシについて、山さんと個別に対話しました。

普段から森林や自然に関するニュースを意識して見ていることも分かり、そこからさらに、

「将来、自分ならどんな方法で森を守っていきたい?」

というところまで考えていきました。

将来の夢であるパイロットと森を守る活動をつなげたり、航空会社を通じて日本全国の森を守る活動を考えたり、里山保育園のような自然に触れられる場所を広げたり。

今すぐできるかどうかではなく、まずは自分なりの未来を考えてみることにしました。

そして、発表に向けて、

「1日10分、原稿を書く」

という具体的な行動も決めました。

 

ゆっちゃんも、これまでの発表内容をもとにしながら、現在までの変化を原稿に加えていく準備を進めてくれていました。

 

 

発表者以外のキッズも、それぞれの探究を進めました

 

もちろん、今回活動していたのはココロザシジャーニーの発表者だけではありません。

それぞれが、自分のプロジェクトを少しずつ進めています。

 

りおぽんは、前回出た課題について調べながら、

「いただきますの心を、どうすれば分かりやすく伝えられるか?」

を考えていました。

言葉だけで説明するのではなく、本やカードゲームの説明書なども参考にしながら、絵やイラストを使って伝える方法を探しています。

理屈だけでは伝わりにくいものを、視覚的に表現するアイデアが見えてきました。

 

りーちゃんは、

「誹謗中傷する人を減らすための解決策」

を考えています。

今回は、過去のミラコラの記事や志ムービーなども参考にしながら考えていきました。

その中で、

「自分では誹謗中傷をしていないと思っていても、知らないうちに相手を傷つけてしまうことがある」

ということにも気づきました。

今後は、実際に起こりそうな具体例を考えながら、

「こういう言い方に変えたらどうだろう?」

という提案につなげていくことも検討しています。

 

ももちゃんは、この週は畑で大きな変化がなかったため、以前から考えていた野菜のキャラクターづくりを進めていました。

少しずつキャラクターを描き始め、形にしているところです。

 

ふみちゃんは、発表原稿の中に新しく考えた内容をどこに入れるかを整理。

その後、

「友達や家族に何かをして喜んでもらったこと」

や、

「これからどんなことをやってみたいか」

について書き進めていました。

 

いちほちゃんは、書いた原稿を途中の段階で共有し、フィードバックを受けながら修正を進めていました。

修正するたびに、

「ここまで直しました」

と共有してくれていたことから、授業の中でも途中経過を報告する大切さの一例として紹介されました。

 

てる君は、部活動後の移動中だったため、この日は主に話を聞きながら参加しました。

夏休み中は、部活や勉強など、それぞれの予定もあります。

その中でも、できる形でPIコースに参加してくれています。

 

完成してからではなく、途中でも共有する

 

今回、みんなに伝えたことの一つが、

「完成してから見せなくてもいい」

ということです。

全部を書き終えてから相談するのではなく、

少し進んだら見せる。

フィードバックをもらう。

また少し進める。

分からなくなったら相談する。

そんな進め方をしていくことを確認しました。

手書きのものなら、写真を撮って送るだけでも大丈夫です。

途中の段階でも共有してもらえれば、こちらからも、

「こんな考え方もできるかも」

「ここをもう少し深めてみたら?」

と、次のヒントを返すことができます。

自分一人で全部を完成させるのではなく、必要なときには人の力を借りながら進めていく。

これも、PIコースで大切にしていきたい進め方の一つです。

 

それぞれの現在地から、一歩ずつ

8月第2週のPIコースでは、

発表原稿を深めるキッズ。

作品制作を進めるキッズ。

調べものをするキッズ。

新しいアイデアを考えるキッズ。

それぞれが、自分の現在地から活動を進めました。

次週はお盆休み。

そしてその後、8月22日には「ココロザシジャーニー」を迎えます。

発表を控えているキッズも、それぞれのプロジェクトを進めているキッズも、引き続き途中経過を共有しながら、一歩ずつ進んでいきます。

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     PIコース7月第3週レポート

 行動の奥には、どんな思いがある?

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こんにちは!

ミラコラPIコースのアラキングです。

7月18日に開催したPIコースの様子をレポートします!

 

7月第3週の今回は、二つの対照的な動画を見ました。

一つは、普段は言いにくい不満や悪口を、天狗に向かって叫ぶ「悪態まつり」。

もう一つは、思わず笑顔になる、犬や猫の少し変わった行動を集めた動画です。

一見すると、まったく違う二つの映像です。

 

しかし、今回どちらの動画でも考えたのは、

「目に見えている行動の奥に、どんな理由や思いがあるのだろう?」

ということでした。

 

「悪口は良くない」で終わらせない

 

最初に見たのは、茨城県で行われている「悪態まつり」の映像です。

参拝者が天狗に向かって、普段は言えない不満や悪口を叫びます。

 

動画を見る前には、

「なぜ、この祭りは昔から続いているのだろう?」

「参加する人と、天狗役の人は、それぞれどんな気持ちになるのだろう?」

「もし、この祭りがなくなったらどうなるのだろう?」

という問いを投げかけました。

 

動画を見たキッズからは、さまざまな意見が出ました。

「普段は不満を言う機会がないので、言った人はすっきりして、良い年を迎えられるかもしれない」

という意見がある一方で、

「天狗役の人も人間だから、悪口を言われたら傷つくのではないか」

という意見も出ました。

 

また、

「悪口を言っても問題が改善されなかったら、もっと不満がたまることもあるのではないか」

と考えたキッズもいました。

そのほかにも、悪口を言いながら、最後には天狗役の人へ感謝を伝えている参加者がいたことに気づいたキッズもいました。

悪口を言う人だけでなく、受け止める人にも目を向けていました。

アラキングの方から、昔の領主が住民の不平不満を聞き、その中から改善すべきことを見つけるために始まったという説も紹介しました。

 

いろいろなことを踏まえた上で、悪口を単純に「良い」「悪い」で終わらせずに考える時間になりました。

 

すぐに答えを決めるのではなく、祭りが生まれた背景や、続いてきた理由、さまざまな立場の人への影響を考えてみることができました。

 

それぞれのテーマに向き合うプロジェクト活動

 

動画の後は、それぞれのプロジェクト活動を進めました。

 

全員が同じ作業をするのではなく、自分のテーマに合わせて、調べる、考える、つくる、見直すといった活動に取り組んでいます。

 

かのんちゃんは、エビをテーマにしたクイズを考えました。

「エビは長いと10年生きる。それを人間に換算すると何歳くらいになるのか」

「エビが育つマングローブでは、どのような環境問題が起きているのか」

「『海老』という漢字には、どのような由来があるのか」

など、いくつものクイズ案を発表しました。

一問ずつ聞きながら、みんなで考えたのは、正解が面白いかどうかだけではありません。

「このクイズを知った人に、どんなことを感じてほしいのか」

「エビのいのちや、食べ物への感謝につながる内容になっているか」

という、クイズを出す目的についても話し合いました。

「へえ」と楽しめる問題も必要です。一方で、クイズ全体を通して何を届けたいのかも大切です。

寿命や漢字の由来、マングローブの問題は活かしながら、ほかの問題はもう一度考えてみることになりました。

 

りおぽんは、広島に原子爆弾が落とされた理由や、被害の範囲について調べました。

以前に調べた名古屋空襲ともつなげながら、戦争の苦しみや悲しみを、どのように「いただきますの心」と結びつけて伝えるかを考えています。

戦争によって失われた、いのちや日常。

過去の出来事を知った今、自分は何を感じ、何を伝えたいのか。これから少しずつ整理していきます。

 

ちーちゃんは、今から植えられる野菜について調べました。

最初はピーマンを育てたいと考えていましたが、調べてみると、今は植える時期ではないことが分かりました。

そこで、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、白菜など、今から育てられそうな野菜を新たな候補として考えました。

ゆっちゃんとりなぞは、それぞれ絵本制作を進めています。

ゆっちゃんは、リユースをテーマにした絵本の絵が一通り完成し、これから文字入れやペン入れを進めます。

さらに、会話が不自然になっていないか、言葉の使い方にばらつきがないか、誤字や脱字がないかを読み直していく予定です。

りなぞは、絵本の絵コンテを進めています。

完成したものだけを見せるのではなく、制作途中の段階でも現在地を確認しながら、次に進む準備をしてくれていました。

 

ほかのキッズも、自分に向いている職業の特徴を調べたり、木工動物園の活動を森林保全やイベントづくりにつなげたり、誹謗中傷に対して自分にできる対策を考えたりと、それぞれのテーマに沿って活動を進めました。

 

今回の振り返りを見てみると、次に調べること、見直すこと、完成させることなど、一人ひとりが具体的な行動を決めてくれていました。

 

「かわいい」の先にあるもの

 

PIコースの最後には、気分転換もかねて、

犬や猫が見せる、少し変わった行動の映像を見ました。

 

飼い主の気を引こうとしているように見える犬。

自分で動かしたおもちゃを、なかなか捕まえられない猫。

覚えた芸を披露する犬。

前足ではなく、後ろ足で「お手」をする犬。

 

キッズからは、

「頑張っていて、かわいい」

「見ていてほっこりする」

という感想が出ました。

一方で、

「教えられていないのに、その行動をしているのなら、犬に詳しい人に聞いて理由を調べてみると面白そう」

という意見もありました。

 

動物の本当の気持ちは、私たちには分かりません。

それでも、

「どんな気持ちで、この行動をしているのだろう?」

と想像することはできます。

 

また、動物の行動によって笑顔になっているのは、飼い主だけではありません。

映像を見ている人や、番組に出演している人にも笑顔が広がっていました。

 

何気ない行動や、少し変わった遊び方が、思いがけず誰かを笑顔にすることがあります。

自分が夢中になっていることや、楽しんで続けていることも、誰かの幸せにつながるかもしれないということをキッズたちが実感してくれたらうれしいです。

 

見えない思いを想像する

今回のPIコースでは、目に見える行動だけで判断せず、その背景を想像することを繰り返しました。

悪態まつりを見て、悪口を言う側と受け止める側の両方を考える。

祭りを始めた人や、今も続けている地域の人の思いを想像する。

動画を作った人が、何を伝えようとしたのかを考える。

クイズをつくる時には、答えた人に何を感じてほしいのかを考える。

戦争について調べる時には、過去の出来事を今の人にどう伝えるかを考える。

絵本をつくる時には、読む人に分かりやすく伝わる言葉になっているかを見直す。

 

プロジェクトの内容は違っていても、相手や背景を想像することは、どの活動にも共通しています。

すぐに答えが見つかることばかりではありません。

調べる、考える、見直す、迷う。そして、次に何をするかを決める。

そうした小さな積み重ねを通して、それぞれのプロジェクトが少しずつ形になっています。

これからも、目に見えていることだけで終わらず、その奥にある思いや理由に目を向けながら、自分のテーマを深めていくことに伴走したいと思います。

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     PIコース6月第2週レポート

 AIは答えをくれる先生じゃない
自分の志を深める相棒かもしれない

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こんにちは。
ファシリテーターのアラキングです。

 

6月第2週目のPIコースでは、

前半に「生命とは何か?」という大きなテーマを扱い、

後半には、PIコース用に準備しているAIを、

キッズたちが実際に使ってみる時間をとりました。

 

今回のキーワードは、

「生命と命(いのち)」
「問い」
「AIとの付き合い方」

です。

 

AIを使う、と聞くと、
「答えを教えてもらうもの」
「便利に正解を出してくれるもの」
と思ってしまいがちです。

 

でも、PIコースで大切にしたいAIの使い方は、少し違います。

AIに考えてもらうのではなく、
AIと一緒に考えながら、
最後は自分で選び、自分で動いていく。

そんな使い方に、キッズたちが少しずつ出会っていく時間になりました。

 

 

「生命」とは何か? 大きな問いから始まった時間

 

まず前半は、「生命とは何か?」という動画を見ながら、

みんなで「生命」について考えました。

 

動画を見る前に、山さんからキッズたちへ、

こんな声かけがありました。

 

ただ動画を見るだけではなく、
「これは自分の発表に使えそうだな」
「この言葉は気になるな」
「こんなふうに感じたな」
と思ったことを、ノートにメモしておくといい。

 

ミラコラEXPOの原稿を書くときにも、
こうした小さな気づきやフレーズが、自分の言葉として生きてくるかもしれない。

 

そんな話を受けて、キッズたちは動画を見始めました。

この動画を見たのは、単に理科の知識を学ぶためではありません。

 

これからAIという新しい相棒を使って、

自分の志やプロジェクトを深めていくからこそ、

まずは「生命とは何か」「命(いのち)を大切にするとはどういうことか」という根っこの問いに触れておきたかったのです。

 

金魚は生命。
人形は非生命。
では、金魚の材料になっているタンパク質は生命なのか。
非生命のものが集まると、なぜ生命になるのか。

 

動画の中では、DNAや人工生命の研究を通して、

生命の定義として、

という3つの要素が紹介されました。

 

科学の話でありながら、どこか自分たちの存在そのものに迫ってくるような、深いテーマでした。

生命の定義を、自分の生き方につなげる

 

この話を受けて、山さんがとても面白い受け取り直しをしてくれました。

 

「膜をつくる」というのは、人間に置き換えると、
「自分とはこういうものだ」と、自分を確立していくこと。

 

「自己複製する」というのは、
自分が学んだことを、誰かに伝えていくこと。

 

「代謝する」というのは、
自分の中から「よし、やるぞ」というエネルギーを生み出していくこと。

 

生命の定義を、ただ理科の知識として学ぶのではなく、
「自分はどう生きるのか」
「自分の志をどう育てるのか」
という話につながっていくところが、PIコースらしい時間でした。

 

生命と、命(いのち)は同じなのか

 

 

さらに山さんは、こんな問いも投げかけてくれました。

生命と、命(いのち)は同じなのだろうか。

 

コップには、生物としての「生命」はないかもしれない。
でも、そこに込められた思いや、誰かに大切に使われてきた時間まで含めて考えると、そこには命(いのち)があるのではないか。

 

科学的に定義される「生命」と、
私たち日本人が昔から大切にしてきた、ものにも宿るような命(いのち)の感覚。

 

その違いを行き来しながら、
「生きているとは何か」
「大切にするとはどういうことか」
を考える時間にもなりました。

 

キッズたちの中に広がった、それぞれの生命観

 

この問いに、キッズたちもそれぞれ反応していました。

 

さくちゃんは、隕石の中にもRNAが見つかっているという話から、
「もしかしたら宇宙にも生命がいるのでは」
「地球以外の生命と地球人が交流する未来もあるのでは」
と、想像を広げていました。

 

ももちゃんは、人間のDNAがたくさんあることに対して、
「すごい」
そして、
「めんどくさい」
と表現してくれました。

 

すると山さんが、
「めんどくさいから、ももちゃんがいる」
「めんどくさい。でも、だから素敵なんだと思う」
と受け止めてくれました。

一見すると何気ないやりとりですが、ここには大切な学びがあります。

 

生命は、単純ではない。
人間も、単純ではない。
だからこそ、一人ひとりが違っていて、面白い。

 

そんな感覚が、やわらかく場に広がっていきました。

 

PIコース用AIとの出会い

 

後半は、いよいよPIコース用のAIを使ってみる時間です。

 

今回使ったのは、NotebookLMという仕組みを使って準備している、PIコースの伴走型AIです。

 

このAIは、正解を教えるためのものではありません。

 

キッズたちの「やってみたい」
「なんとなく気になる」
「うまく言葉にできない」
という思いや違和感を出発点にして、対話しながら本人の言葉を整理していくためのものです。

 

つまり、先生の代わりに答えを出すAIではなく、
自分の志を深めるための相棒になってくれるかもしれない存在です。

 

AIに相談しながら、自分のプロジェクトを深める

 

実際に、キッズたちは自分のプロジェクトについてAIに質問してみました。

 

そういちくんは、雑草を活用するプロジェクトについて、アプリ開発のアイデアを相談しました。

「少しワクワクするけれど、パソコンをあまり触ったことがないので、始め方がわからない」

そんな正直な気持ちも出てきました。

 

さくちゃんは、木工動物園や雑草を使ったものづくりについて相談しました。

草木染めや、雑草を使ったクレヨンのようなアイデアにも話が広がっていきました。

 

りーちゃんは、「思いやりのない行動」についてAIに相談し、具体例を出してもらうことで考えやすくなったようでした。

 

ふみちゃんは、AIが自分では考えていなかった答えを返してくれて、わかりやすく説明してくれたことを「やりやすかった」と話してくれました。

 

ももちゃんは、四コマ漫画について、
「どうやったらバズる四コマが描ける?」
とAIに聞いてみました。

すると、野菜を擬人化して、性格をつけてみるというヒントが返ってきたそうです。

ももちゃんが進めている「ももかファーム」の四コマ漫画が、また少し面白くなっていきそうです。

 

かのんちゃんは、玉ねぎプリンと「いただきます」の心がどうつながるのかを相談しました。

自分では考えていなかった視点が出てきて、客観的に見られてよかったと話してくれました。

AIは便利。でも、決めるのは自分

 

AIを使ってみたキッズたちからは、

一人では決めきれないことを整理してくれる
自分では思いつかないアイデアが出てくる
例を出してくれるから考えやすい
別の視点から見られる

という声が出てきました。

 

一方で、山さんが何度も大切なことを伝えてくれました。

AIが言ってきたことを、そのまま鵜呑みにしてはいけない。

AIにいくつも案を出してもらう。
「他にはないの?」と聞いてみる。
「本当にそれが一番いいの?」と問い返してみる。
その中から、自分が本当にいいと思うものを選ぶ。

 

AIは便利です。
でも、決めるのは自分です。

 

AIは、答えをくれる先生ではありません。
自分の志を深めるための相棒になってくれるかもしれない。

 

ただし、その相棒とどう向き合い、何を選ぶのかは、やはり自分自身に委ねられています。

このメッセージは、これからAIと共に生きていくキッズたちにとって、とても大切なものだと感じました。

 

AIの名前をキッズと考える

 

PIコースの最後には、このPIコース用AIの名前についても、

キッズたちに聞いてみました。

 

候補にあがったのは、

① ココラボ
ココロザシ × ラボ。
志について一緒に研究していくような名前です。

② ココロボ
ココロザシ × ロボ。
志を深めるロボットのような、親しみやすさがあります。

③ ココシル
ココロザシを知る。
自分の志を知り、相手の志も知っていくような意味が込められています。

④ ココミラ
ココロザシ × ミライ。
志を未来につなげていくような名前です。

⑤ ゴリ相(ごりそう)
ちょっとネタ枠。
ゴリっと相談できる相棒、という遊び心のある名前です。

 

それぞれの名前に手を挙げてもらいながら、
どんな名前なら普段から呼びやすいか、
相談したくなるか、
自分たちの相棒としてしっくりくるかを考えていきました。

 

AIに名前をつけるというのは、ただの遊びではありません。

これから自分たちの問いを受け止め、志を深めるために一緒に育てていく存在として、キッズたち自身がこのAIに関わっていくための大切な一歩でもあります。

 

AIを使うキッズたちと、大人はどう向き合うのか

 

そして今回、キッズたちがAIを使う姿を見ながら、

私自身も大きな問いをもらいました。

AIをどう使うかが問われているのは、キッズたちだけではありません。

むしろ、私たち大人こそ、
AIが出した答えをそのまま評価するのではなく、
その子が何に反応したのか、
どこにワクワクしたのか、
どんな違和感を持ったのかを見つめる必要があるのだと思います。

 

AIによって、アイデアはたくさん出てくるようになります。
でも、そのアイデアに命(いのち)を吹き込むのは、本人の実感であり、行動です。

 

だからこそ、大人の役割は、
「それが正解かどうか」を判断することではなく、
「その子が本当に動きたくなる問いになっているか」を一緒に見つめることなのかもしれません。

 

AIを活用するキッズたちとともに、
私たち大人もまた、どう問い、どう待ち、どう伴走するのか。

その姿勢が問われている。

そんなことを、アラキングとして強く感じた時間でもありました。

 

新しい相棒と、これからの一歩へ

 

今回のPIコースでは、キッズたちが新しいAIと出会いました。

でもそれは、
「AIに任せればいい」
という出会いではありません。

 

自分の中にある問いを出してみる。
まだうまく言葉になっていない思いを話してみる。
返ってきた答えを受け取り直して、自分なりに選び直す。

 

そんな、これからの時代に必要なAIとの付き合い方を、実際に体験する時間でした。

生命とは何か。
命(いのち)をどう輝かせるのか。
自分の志をどう育てていくのか。

 

大きな問いから始まった今回のPIコースは、
AIという新しい相棒と一緒に、キッズたちが自分のプロジェクトをもう一歩進めていくきっかけになりました。

 

次回以降、このAIがどんなふうにキッズたちの挑戦を支えていくのか。

そして、キッズたちがAIの答えを超えて、どんな自分らしい一歩を選んでいくのか。

とても楽しみです。

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「パブリックイノベーション」コース

     PIコース4月第3週レポート

 「やりたい」がカタチになりはじめた時間

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こんにちは、ファシリテーターのアラキングです。

 

今週のPIコースは、新しい仲間・ももちゃんが加わり、
新たな一歩が動き出す時間となりました。

そんな変化も生まれる中で、
キッズ一人ひとりの「やりたい」が、少しずつ具体的な形になり始めてきています。

画面越しにも、これまでとは少し違う雰囲気が感じられ、
それぞれが自分のプロジェクトに集中して向き合う時間となりました。

 

自分で決めて、自分で進める

 

PIコースでは、あらかじめ決められた課題に取り組むのではなく、
自分の「やってみたい」を起点にプロジェクトを進めていきます。

 

必要なときには仲間や大人に相談しながら、
基本は自分で考え、自分で手を動かす。

 

この「自走する時間」が、キッズたちの学びを一段深いものにしていきます。

 

それぞれの「やりたい」が動き出す

 

・てるくん

「木工水族館」のプロジェクトでは、
ただ作品を作るだけでなく、

“森と海のつながり”という背景まで調べ、伝えようとする視点が生まれてきています。

目に見えるものだけでなく、その奥にある意味まで届けようとする姿に、大きな成長を感じます。

・ゆっちゃん

リユースをテーマにした絵本シナリオが完成。

さらにそこから、
「文章を減らして、絵で伝える」という工夫にも挑戦しています。

どうすれば伝わるのかを自分で考え、表現を磨いていく姿が印象的でした。

・こうきくん

これまでやったインタビューをもとにしたプレゼン原稿を完成。

情報を整理し、
相手に伝わる形へと組み立てる力が確実に育っています。

・ももちゃん

今回が初参加となったももちゃんは、
すでに自分のプロジェクト「MOMOKAファーム」に一歩踏み出していました。

その活動をもとに、どうしていくかを対話する中で、

四コマ漫画として表現していこうということになりました。

「やってみたい」が、そのまま行動につながる。
その最初の一歩が、とても印象的でした。

 

PIコースで目指すもの

 

キッズたちの動きを踏まえて、山田さんからは、キッズたちに向けて、
これからの挑戦についての提案がありました。

「これからは、もう一段レベルの高い成果を目指していこう」

その具体例として、

・コンテストに挑戦すること
・社会に向けて発信していくこと
・実際に価値(利益)を生み出すこと

といった視点が共有されました。

それぞれの「やりたい」が動き出した今、
次に目指すのは、その取り組みが誰かに届き、社会とつながっていくこと。

キッズたちの挑戦は、
次のステージへと進み始めています。

 

これからに向けて

 

5月ごろからは新しい仲間も加わり、
プロジェクトはさらに広がっていく予定です。

先に進むキッズたちの姿が、
自然と次の挑戦を生み出していく。

そんな循環が生まれていくことを楽しみにしています。

子どもたちの「やりたい」が、
少しずつ形になり、
やがて社会へとつながっていく。

そのプロセスを、これからも大切に見守っていきたいと思います。

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     PIコース4月第2週レポート

   未来をつくるキミたちとともに

  ― “気づき”が行動につながる瞬間 ―

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こんにちは、ファシリテーターのアラキングです。

 

4月第2週のPIコースでは、前回に引き続き、

それぞれのプロジェクトを深める時間となりました。

 

まずは前回の振り返りからスタート。
キッズたちは「ビジョンシート」をもとに、

自分が9月までにどんなことに挑戦したいのか、具体的な計画を立てています。

 

自分で目標を考え、言葉にすること。
そして、その実現に向けて一歩ずつ進んでいくこと。

 

この力は、これから社会で生きていく上でもとても大切な力です。

 

心が動く体験から、学びへ

 

今回の授業では、ある動画をみんなで視聴しました。

後ろ足を失いながらも、前足だけで力強く生きる保護猫「エースくん」の物語です。

事故による大けが、手術、そして新しい家族との出会い。
決して簡単ではない道のりを乗り越えながら、生きている姿が映し出されていました。

 

動画を見たキッズたちからは、こんな声がありました。

「障害があっても、毎日頑張って生きているのがすごいと思った」
「飼い主さんが、障害ではなく“その子自身”を見て選んだのがすごい」
「前足だけの生活にも慣れていくのがすごい」

 

「すごい」という素直な感想の中に、
それぞれの心の動きや気づきがしっかりと表れていました。

 

“気づき”を、自分のプロジェクトへ

 

PIコースでは、感じたことをそのままにするのではなく、
「自分の活動にどうつなげるか」まで考えることを大切にしています。

 

今回の動画も、

それぞれの活動にとって、大きなヒントとなる時間になりました。

 

「元気な存在」だけでなく、
「困難を抱えながらも生きる存在」に目を向けること。

 

そこから生まれる伝え方や価値は、
より多くの人の心に届くものになっていきます。

 

一人ひとりのプロジェクトが前進

 

動画視聴のあとは、それぞれのプロジェクトに取り組む時間へ。

それぞれが、自分のペースで着実に前進しています。

途中では進捗を共有し、

といった点も整理していきました。

まだ形になりきっていない部分もありますが、
「どうすれば実現できるか」を考える力が、少しずつ育ってきています。

 

これからのPIコース

 

PIコースは、個別の作業が多い時間でもありますが、
今回のように、みんなで同じものを見て、感じて、考える時間も大切にしていこうと思っています。

外からの刺激を受けながら、
それを自分のプロジェクトにどう活かすかを考える。

この積み重ねが、
キッズ一人ひとりの「ココロザシ」を深めていくことになると期待しています。

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     PIコース4月第1週レポート

〜新年度スタート。キッズたちの「ビジョン」が動き出す〜

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こんばんは、ファシリテーターのアラキングです。

 

4月最初のPIコースでは、今年1年間の活動の土台となる
「ビジョンシート作成」に取り組みました。

 

これまでの振り返りを踏まえながら、

・来年2月までに達成したいこと
・9月までの具体的な計画
・ミラコラで挑戦したいプロジェクト

を一人ひとりが整理していきます。

 

「思いついたことを書く」のではなく、
目標から逆算して計画を立てるという、社会人でも重要な思考トレーニングです。

 

キッズそれぞれの挑戦

 

今回の時間では、キッズたちがそれぞれのテーマを言葉にしていきました。

 

■ 藤掛こうきくん

こうきくんが取り組もうとしているテーマは

「障害者雇用を広げること」

です。

EXPOで発表した内容をさらに発展させ、

という挑戦を考えています。

ファシリテーターの山さんからはこんな言葉も。

高校生が企業を5社でも10社でも動かしたら
それは本当にすごいことだと思うよ。

PIコースらしい、
社会課題に向き合うプロジェクトが動き出しています。

 

■ てるくん

てるくんは、

など、実践型の企画を計画しています。

また、昨年のEXPO発表を振り返り

スライドが少し手抜きだったのが心残り

という言葉もありました。

そこで山さんからは、

原稿を読むのではなく
スライドを見ながらプレゼンする挑戦をしてみたら?

という新しいチャレンジの提案もありました。

 

■ かのんちゃん

かのんちゃんは

「二十四節気カレンダー」プロジェクト

を計画しています。

季節の野菜やスイーツと組み合わせたカレンダーを作り、
販売まで視野に入れた本格的なプロジェクトです。

山さんからは、

というリアルな事業スケジュールのアドバイスもありました。

ここまで具体的に計画できるのは、
これまでのPIコースの経験が積み重なっている証でもあります。

 

■ 中村こうきくん

この日は、キットパスを使った絵も披露してくれました。

その完成度に一同びっくり。

「これカレンダーになったらすごいね」
「バク売れですね」

という声も上がるほどの作品でした。

ミラコラでは、

アート・社会課題・ビジネス

こうした多様な才能が自然に交わるのも特徴です。

 

計画する力は「社会で活きる力」

 

最後に山さんから、こんなメッセージがありました。

計画を立てるのも上手になってきたね。
このままいけば、社会人になったときに
大活躍できる素養が備わってきていると思う。

PIコースでは、

というサイクルを回しています。

今年もどんなプロジェクトになるのか、
とても楽しみです。

 

これからのPIコース

 

次回からは、いよいよ

「計画 → 実行」

のフェーズに入ります。

また、早ければ5月頃から
新しいメンバーの参加も予定されています。

今年のPIコースも、
キッズたちが社会にどんなインパクトを生み出すのか。

ぜひ楽しみにしていてください。

 

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     PIコース第21回レポート

EXPO発表をふりかえり、次のプロジェクトへ

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こんばんは、ファシリテーターのアラキングです。

3月のPIコース第3回目では、

先日行われたEXPO発表の動画をみんなで見返しながら、

お互いにフィードバックを行いました。

 

まず冒頭で、EXPOに参加したキッズたちの発表について、
「とても素晴らしい発表だった」との言葉がありました。

 

PIコースでは、単に発表して終わりではなく、
「そこから何を学び、次の行動につなげるか」を大切にしています。

 

今回は、

他のキッズの発表を見て気づいたこと
良かったところ
これから協力できそうなこと

などを話し合いながら、次のプロジェクトにつなげていく時間となりました。

 

先輩としての役割も

 

また、この日はPIコースのこれからについても話がありました。

 

4月以降、新しいメンバーが入ってくる可能性があり、
これまで活動してきたキッズたちには

などにも挑戦してほしいという話がありました。

 

PIコースでは、
「自分の成長」と同時に
「仲間の成長を支える経験」も大切な学びです。

 

こうした経験を通して、キッズたちは少しずつ
リーダーとしての役割やファシリテーションも学んでいくと思います。

 

キッズの発表から見えてきたもの

 

この日の授業では、EXPOで発表したキッズの動画を見ながら、
それぞれの志や問題意識を改めて共有しました。

 

例えば、あるキッズは

「すべての人々が思いやりを持ち、明るく笑顔で楽しく過ごせる社会をつくりたい」

というテーマで発表してくれました。

 

PIコースでは、

というプロセスを大切にしています。

 

発表の内容はもちろんですが、
自分の言葉で社会について考え、伝えようとする姿勢こそが、
大きな成長の証だと感じています。

 

毎年、確実に成長している

 

授業の最後には、発表を振り返りながらこんな話もありました。

「毎年、キッズの発表がどんどん進化している」

 

その理由は、

などが積み重なっているからです。

 

PIコースは、
一度の発表で完成するものではありません。

 

考える → 行動する → 振り返る

 

このサイクルを繰り返すことで、
キッズたちの志は少しずつ深まっていきます。

 

次の挑戦へ

 

今回の授業は、EXPO発表の振り返りだけでなく、

にもつながる時間となりました。

 

4月以降は、新しいメンバーも加わり、
PIコースの活動もさらに広がっていく予定です。

これからキッズたちが
どんなプロジェクトを生み出していくのか、
とても楽しみです。

 

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     PIコース第20回レポート

削る・試す・整える。EXPO直前のリアルな現場

― PIコース3月第2週

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こんにちは、ファシリテーターのアラキングです。

3月第2週のPIコースは、
ミラコラEXPOに向けた発表原稿づくりの最終調整が中心の時間となりました。

この日の特徴は、
一言でいうと――

「完成に向かうためのリアルなプロセス」

でした。

 

原稿は「書く」から「削る」へ

 

この日、多くのキッズがすでに
一度は原稿を書き上げていました。

 

しかし、次に待っているのは

「削る」という作業。

 

あるキッズは、

・一度書き切った
・でも文字数が多い
・どこを削るか迷う

という状態に。

 

ここで大事なのは、
「何を削るか」ではなく、

👉 「何を一番伝えたいか」

です。

 

発表は1800字前後、多くても2000字までが目安です。

 

ただ書くのではなく、
伝わる形に整えるフェーズに入っていました。

 

大事なことを、ちゃんと届けるために

 

原稿が長くなる理由の一つは、

👉 「全部言おうとすること」

です。

 

この日は、

スライドに任せる部分

言葉で伝える部分

を分けるという考え方も出てきました。

 

つまり、

「削る=捨てる」ではなく、
「伝え方を変える」

ということ。

 

ここはまさに、
発表の質が一段上がるポイントでした。

 

「考える」から「試す」へ

 

この日は、ある取り組みについて

👉 「実際にやってみる」

という提案もありました。

これは大きな一歩です。

 

頭の中で考える

形にして試す

フィードバックを受ける

このサイクルに入ることで、

アイデアが一気に現実に近づきます。

 

問いの深さが、表現を変える

 

あるテーマでは、

「どう伝えるか」だけでなく、

👉 「どう感じるか」

という問いが投げかけられました。

 

その立場だったらどう思うか

どんな気持ちになるか

本当に相手のためになるのか

こうした問いを通して、

「やりたいこと」そのものが
少しずつ変化していきます。

 

そして見えてくるのは、

👉 関わり方は一つではないということ。

 

表現もまた、
その深さによって変わっていきます。

 

「やる」を現実にする

 

 

さらにこの日は、

👉 「本当に実現できるのか?」

という問いにも向き合いました。

 

これらを具体的に考えることで、

「やりたい」は

👉 「やれる」に変わっていきます。

 

この時間こそが、成長の本番

 

この日のPIコースは、

完成された発表ではなく、

がたくさん見える時間でした。

でも、それこそが

👉 一番価値のある時間。

 

書いて、削って、試して、また考える。

このプロセスを通して、

キッズたちは確実に
「伝える力」と「やりきる力」を伸ばしています。

 

EXPO本番まで、あと少し。

どんな発表になるのか、
今からとても楽しみでなりません。

 

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