【I.S.コンサルティングさん】「D&I研究会のプレイベント」の回
こんばんは
パブリック・イノベーションコースのファシリのアラキングです。
遅くなりましたが、9月30日に行われた内容についてまとめていきたいと思います。
この日はI.S.コンサルティングとのPIコースの最終回でした。これまでI.S.コンサルティングの社員さんたちと考え、たくさんの企業の経営者にI.S.コンサルティングが大切にしているダイバーシティ&インクルージョンの考え方を伝え実践してもらえるように、ミラコラキッズたちと取り組んできました。
今回はD&I研究会を今後やっていくためのプレイベントとして、キッズたちが考えた企画を、大人たちと一緒にやってみました。キッズたちとは前回デモンストレーション済みです。
大人たちも子どもと一緒に「障害者」という言葉について肯定派と否定派に分かれてディベートをしました。
タイムスケジュールはこんな感じです。
19:30 説明
19:35 作戦会議
19:50 肯定派 第1立論(5分)
19:55 意見
20:00 否定派 第1立論(5分)
20:05 意見
20:10 作戦会議
20:20 肯定派 第2立論(5分)
20:25 反対派 第2立論(5分)
20:30 障害者の呼び方どうする?
もちろん、肯定派に入ったメンバーは別に「障害者」という言葉の正当性を主張したいわけではありません。今ある「障害者」という言葉が持っている意義について考えてもらいました。否定派はやはり「障害者」という言葉が持っているネガティブな部分を強調する立論がされました。
そしてこのディベートはミラコラ式で、単に意見を戦わせるだけで終わるのではなく、その先として、「障害者」っていう呼び方を変えるならどうしたらいいというところまで踏み込んでみました。
「障害者」という言葉を使わないようにするなら、一人ひとりの名前で呼ぶのがいいとか、名前がわからない場合はその人の特性や個性をそのまま言ったり、珍しいところに着目して「レア」とか「スター」といった言い方ができるという意見が肯定派から出ました。そして、個人を呼ぶ以上に問題になることとして、役所とかの公共の場でどう呼ぶべきかも考えていかないといけないということも言われていました。
否定派からも、その人の特性や個性をそのまま自己紹介に使うことができるという意見が出て、どうしても「障害者」という言葉に代わる言葉にするなら漢字ではなくカタカナにしたらどうかという話も出ました。
今回の経験によって、ミラコラキッズたちは自分たちが考えた企画を大人たちが真剣に取り組んでくれたことを何かしら感じ取ってくれたと思います。このような機会を作ってくれたI.S.コンサルティングの今井社長と菅野さんをはじめとした社員の皆さんに心から感謝したいと思います。そして、これからもミラコラはI.S.コンサルティングとともにダイバーシティ&インクルージョンの社会づくりに向けて実践していきたいです。