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2019118

対話から自覚したこと 〜「なるほどなぁ」からはじまる哲学〜

 

以前のブログで

「そろそろ本を書こう」と書いたことがありました。

そろそろ「本」を書こう!

 

 

このブログを書いたすぐ後に

出版社さんから連絡をいただきまして。

出版の話が少しずつ進んでいます。

 

まだ、正式に出版が決定しているわけではありませんが

やはり情報発信をするとカタチになってくるんだなあと。

 

出版の打合せには

ミラコラアドバイザーの荒木さんにも入ってもらっているのですが

出版社さんと荒木さんと私で対話をしている際に

 

こどもたちがミラコラに入会すると

やたらに学校で手を上げることが多くなる

 

という話題が出まして。

 

それがなぜなのか?

というのを分析していたのですが

自分でも無自覚にしている行為に対して

改めて

「あー、自然体でやっていたけど、結構考えながらやっているんだなあ」

と自覚をすることができたわけです。

 

その対話からの気づきを

荒木さんがメルマガに書いてくれていたのを共有します!

 

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今日は朝からあったミラコラの出版ミーティングからの気づきを共有したいと思います。

今回の一番の気づきは、

山田さんが子どもに対してどういう問答をしているかが非常に重要だ

ということです。

出版社の方から、

山田さんが普段子どもたちに対して、どのようなことを心がけているか?

どういう言い方をするのか?

という質問があって、

よくよく考えてみると、山田さんがよく使うフレーズがありました。

一番多いと感じたのは「なるほどなぁ」です。

これは山田さんと対話したことがある人なら、一度は聞いたことがあると言えるほど、よく耳にします。

山田さんにとっての「なるほどなぁ」は、子どもたちの発言に対してとても有効だということを、ミーティングの中で再認識しました。

子どもの本来性を引き出す時に、

ただ聞くだけではなく、同意するだけでもない

ことが求められますが、山田さんは自然感覚でそれができています。

もっとも、もともとできていたわけではなく、昔営業の仕事をしていた時に、とりあえず「なるほど」と言えと言われたことから訓練したようです。

山田さんの場合、興味深いのは

「なるほどなぁ」を言った後に、打ち返しが必ずあること

も大事なところです。

ただ聞くだけではなく、しっかりと話の内容を理解していないと十分に応答できません。

子どもが能動的にしゃべりかけても、聞く側に真剣さがなければ、子どもの方から心を閉ざしていくことは目に見えています。ある意味、その緊張感の中で、いかに本来性を開き続けるかというのが、ミラコラでは日常茶飯事のように起こっているのです。

このように、子どもどの信頼関係を絶えず作りながら、

私心を育むのではなく、公共心を育もうという工夫

が山田さんの中にはっきりとあったことも、ミーティングの中で知れたことは良かったと思っています。

 

山田さんは基本的に、子どもとやり取りする時には一対一でやっていますが、

その内容をその場にいる他の子どもたちの気づきにもなるような問いを立てていました。

一対一であれば、山田さんに認められることをゴールにする恐れがありますが、あくまでも山田さんに認められるのは通過点であるかように、自然と子どもたち同上が気づきを深め合えるようになっていることを、今まで見てきたミラコラを思い出して実感しています。

今回のミーティングで、今まで僕自身も無自覚であった山田さんのすごさを発見できたことは本当によかったと思います。

京都フォーラム共働研究員
MIK代表
荒木一彰

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えー、荒木さん!

過分なるお言葉ありがとうございます(笑)

 

とにかく、

自分だけで考えることも大切ですが、

やはり第3者を交えて対話をした方がさらなる気づきが生まれることを再認識しました。

いわゆる3人文殊(三人寄れば文殊の知恵)ということですね^^

 

つまりは

 

共感 「なるほどなぁ」

編集 さらなるポジティブな学びに言い換える

問い より深い気づきになるよう問いかける

提案 みんなの学びとして提案
   本人の成長としての提案

実践 行動への誘い

 

という流れを無自覚にやっていたことを自覚できたわけです。

 

 

ミラコラに通うキッズたちは

毎回、山さんからこの攻撃(笑)を受けるため

発言することに自信を持つのと

発言することで誰からのお役に立つ喜びを感じているのだろうなあと

再認識したわけです。

 

ここに関しては

「なるほどなぁ」からはじまる哲学

として、もっとわかりやすく明文化して行こうと思っています。

 

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