【家庭で実践!ミラコラ的キャリア教育のススメ vol.2 】〜重要感を持たせる〜
【家庭で実践!ミラコラ的キャリア教育のススメ vol.2 】
えー、このタイトルでしばらくシリーズ化してみようと思います^^
今回のテーマは
「重要感を持たせる」
前回のブログからの続き的意味もあるのですが
以前、別のミラコラ拠点にサポート(見学)へ行った時の話
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体験でいらっしゃったお子さんが
途中で集中力を切らしてしまい
扇風機で遊びだしたのです。
スタッフ、学生メンターが
「やめましょう」「ダメだよ」と止めても
また時間が経つと扇風機で遊び出す。
他のキッズたちも扇風機に注目してしまい
場全体も集中が途切れてしまう
ファシリテーターさんもお困りの様子
こんな時、皆さんだったら
この子にどんなアプローチをしますか?
私は、このように対応をしました。
①まず受け入れる(同調する・目線を同じにする)
わー、楽しいね〜!扇風機回るの面白いね〜!
◯◯くん、いい笑顔してるな〜!
②新たな自覚をうながす
あ、でも見てみて。
◯◯くんが扇風機を回すと
みんなこっちをみちゃうねー
先生もすごく困った顔してるよ。
ほら、先生の顔見てみて。
困った顔してるでしょ?
③問いを立てる(重要感への気づき)
◯◯くんが扇風機で遊ぶと楽しいかもしれないけど
扇風機で遊ぶたびにみんなを困らせてしまうようだね。
どう思う?
◯◯くんは楽しいかもしれないけど、
みんなは全然楽しくないみたいだけど
どう思う?
この時点で扇風機で遊ぶのをやめました。
でもここでは終わりません
このまま終わってしまうと
「オレ、ダメなことしちゃった」
とネガティブに終わってしまう
④新たな提案
じゃあさあ、扇風機で遊ぶよりももっと面白いことをしようよ!
山さんと一緒にやろうか!
◯◯くんは、「うん」と言って授業に戻っていきました。
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このやり方が絶対に正解かというと
もっと別のやり方ももちろんあるんだと思いますが。
ポイントは
重要感を持たせる
自分の行動が重要かどうか?に気づいていないだけなのです。
自分の行為がどれだけ人に迷惑をかけているかに気づいていないだけなのです。
ここに
「ダメだよ」と言っても
何がダメなのかがわかっていない
さらには
高圧的に
「ダメだって言ってるでしょ」
「外に連れ出すよ」
と言ってしまうと、
叱られるからやめよう
という外発的動機付けになってしまう。
しかも、
なぜダメなのか?という
せっかくの「考える機会」を完全にストップさせてしまう
そうではなく
僕は人に迷惑をかけたくない
もっと面白いことがあるのならやってみたい
と内発的に納得してもらうことが重要
重要感を持たせること
そういう意味では
普段あまり感情的に怒らない人が
ごくたまに感情的に怒ったりすると
あ、この人が感情的になるってことは
理由はわからないけど
何かいつもとは違う重要なことなのかもしれない
と重要感を与える効果はあるかもしれませんね^^
しかし、
常に感情的に怒っている人が
感情的に怒っても
あ、またか・・・
早く感情落ち着かないかなあ・・・
どうやったらこの状況を回避できるかなあ
となってしまうだけ
重要感を持たせる
ための方法論はたくさんあるし
正解はないと思ってます
ぜひとも
自分なりの得意なパターンを見出していただけると嬉しいなあと思います^^
ネガティブではなくポジティブに!
外発的ではなく内発的に!