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2019527

「道徳教育は道徳的なのか?」を考える

みなさん、こんにちは!

 

本日は、

ミラコラアドバイザーの荒木さんから面白い問いがありましたので、

題材にしてみました!

 

以下、荒木さんのメルマガより抜粋。

 

小学校の道徳の教科書に

「手品師」のお話が出てくるそうなのですが、

みなさんご存知ですか?

教科書にもよると思いますが・・・。

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道徳教育はホントに道徳的か?: 「生きづらさ」の背景を探る (どう考える?ニッポンの教育問題) (どう考える?ニッポンの教育問題) https://www.amazon.co.jp/dp/428430447X/ref=cm_sw_r_cp_api_i_O4u5CbF6VB32H

著者である松下先生の意見としてこう書いてあるそうです。
「本書の出発点にあったのは、どうしてあんなにインチキくさい「道徳」の授業を相変わらず多くの学校の教師はまじめにおこない、教員養成課程で学ぶ学生たちも同じようなマインドをもっているのだろうか、という疑問でした」(365ページ)

本書の第1章で取り上げられている、道徳の教材として有名な「手品師」はある意味で衝撃的でした。当時読んだかどうかの記憶も今はありません。手品師の内容についてはこちらをご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1XcknRSc7j2ACj902PHxUU8meZpRYaRcx/view?usp=drivesdk

僕が読んだ感想は、この手品師は一見誠実そうに見えるが、不誠実極まりないでした。この手品師を擁護できるとしたら、部分・断片でしかありません。それこそ、誰も悲しまない公共幸福の道があるのに、私的なレベルで止まっているとすら感じました。そして、驚いたのは、この本の著者がそこを丁寧に書いていたことです。写真で撮ったので、ぜひ読んで見てください。ちなみに赤で線を引いたのは僕です
https://drive.google.com/drive/folders/1-5iX5AoYopeyTnrNu3ijpA9BLN9tw6r3

この教材をどう理解するかは、一般的には、かなり性格の違いが出るのかもしれません。このメルマガを見ている人はどうでしょうか?もし僕や著者の意見に違和感があるようならば、ぜひ対話させてください。

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私自身が小学校時代に、

道徳でこの教材を学んだのかどうか?

記憶にはありませんが。

 

私の意見としては

「道徳に絶対的な答えはない」との意見。

 

著者の松下先生の意見も最もであり、

真の幸せとは?真の誠実とは?

真の公共とは?を考えさせてくれるご意見だと思います。

 

しかしながら、一方では

こどもとの約束を守りたかったという心も

大切な道徳心だと思う。

自分のことを思って情報をくれた友達への恩も無駄にしたくない。

舞台に立つことが私利私欲的だと言われればそうかもしれないし、

舞台に立つことによって、

よりたくさんの人を幸せにできるのかもしれない。

 

 

手品師がどちらの選択をしたとしても、

光と陰の両面が出てくる。

 

どのような選択をしようと、

たとえそれが失敗だろうと、成功だろうと、

その現実をしっかりと受け止め、

そこから真の幸せを目指してどう行動するか?

 

大切なのは

行動の良し悪しを論じて評論するのではなく、

「公共幸福(自分も含めたみんなの幸せ)」を願って

内なる本来の心の声に耳を傾け、

行動し続けることなのではないでしょうか。

 

自分の善は独善ではなかったのか?

もっと良い方法はなかったのか?

 

と、常に自問自答し続けることこそが本質ではないかと思います。

 

道徳的完成を目指すんだけど、

道徳的完成を定義づけたり絶対化しようとした瞬間に、

それは道徳的完成ではなくなってしまうのではないか?

 

絶対化しない

自身の価値観を押し付けない

 

だからこそ、

「道徳的完成」と名詞で終わらせるのではなく

「道徳的完成を目指し、どこまでも深め続け、高め続ける」

ことが大切だなあと、

そんなことを考えるきっかけになった素晴らしいお題(問い)でした。

 

 

小学校にて「道徳」が評価対象になるかもしれない?

などの話がありますよね?

そうなりますと、

先生が「道徳とはこうあるべきだ」と絶対化し始めたりすると、

道徳に危険性が生じてくるような気もしています。

 

そのあたりも踏まえて、

ミラコラキッズたちともぜひ対話をしてみたいと思います^^

 

荒木さん、ありがとうございました!

 

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