代表ブログ

2019514

もずくの物語 〜囚われとこだわり(哲学)〜

ミラコラキャリア塾の起業コース

「事業化ミーティング」からの気づき

 

“いただきますの心”で食卓を笑顔に! プロジェクト

by (株)三恒 & ざこばの朝市

 

「もずく」を広めるために

「もずく新聞」をつくることになりました。

 

まずは「もずく」を知ることから

 

さんつね の「もずく博士」

保(たもつ)さんに登場していただきました。

 

詳細はプロジェクトブログを参照していただければと思いますが、

もずく博士にお話しを聞く!

 

私が興味関心を持ったのは

 

「もずく」と共に

人生の道を歩む人の存在

 

もずくの生産者さんたちは

水深5mくらいの場所で

4時間もの時間潜り続けるそうです。

中には命を落とす人もいるそうで。

 

命を落としてまで

「もずく」をとり続けるのはなぜか?

 

もずくに誇りを持って

生きておられるんだなあと

敬意と感謝の念が湧いてきます。

 

さんつね の保さんは、

奄美大島で生まれたそうです。

小さい頃からもずくを食べて生きていた保少年。

ところが最近は

奄美大島ではもずくがとれなくなってきたそうで、

もずく産業が衰退してしまったそうな・・・。

 

そんな保さんの「志」は

奄美大島にもう一度もずく産業を復活させること!

 

私の解釈ですが、

「もずく」産業という狭い視点ではなく、

そこで働く生産者さんの「いのちの輝き」の復活であり、

生まれ育った「ふるさと」に立ち返り、

そこから始まる物語を通して、

世界中を幸せにしたいという大きな志であると解釈しました!

 

生産者さんではありませんが、

ここにも同じく「もずく」に誇りを持って

生きておられる方がいらっしゃいました。

 

いずれも「もずく」と共に人生を歩んでいる。

そして「もずく」を超えて

さらなる大きな志を果たしていただけることを心から願いつつ

私も、ミラコラも、

最高の学びの機会として、

共によろしくお願いしたいわけです^^

 

 

「囚われ」と「こだわり」の違い

 

この問題意識はここ数年のテーマでもありまして。

 

あくまで私の見解ですが。

 

<囚われ>

・その対象が目的化されてしまい現状維持に陥ってしまう

・その対象しか見えず「近視眼」になり、視野狭窄に陥ってしまう

 

<こだわり(哲学)>

・その対象をどこまでも深掘り(哲学)すること

・その対象の目的の目的のそのまた目的を追求していくこと

・そうすることで大きな大きな目的が見え、

その対象はいつしか1つの手段となっていく

・そうして深掘りをした手段は、単なる手段ではなく、

大きな大きな目的を果たすための最高の手段になる

 

もずくの生産の歴史は40年くらいらしい。

その40年の歴史の中で今年は過去最高に不作らしい。

 

なぜ不作なのか?は

確かな原因は分かっていないそうなのですが、

沖縄の生産者さんたちの中では、

「地球温暖化による海温上昇」ではないかとのこと。

もしくは、

もずくは「キレイな海」でしか生えないそうなので、

何かしらの海のキレイさに原因があるのか?

 

そんな話がある一方で、

ニュージーランドではワカメが大量に育ってしまい、

ある種の公害問題になっているという話もあるようです。

 

 

もずくに囚われれば

いかにもずくを大量に生産するか?

いかにモズクを高く売るか?

に執着してしまうかもしませんが

 

もずくにこだわれば!

もずくを哲学すれば!

もずく以外のものにも目をむけつつ。

「もずくが減少している」という問題意識を手段として、

温暖化問題にも目を向けることもできるし、

みんなでキレイな海を生み出す活動をすることもできる。

もずく最大の栄養素であるフコダインに着目した事業を行うこともできるし、

フコダインを超える真の健康とは何か?を追求することもできる。

ニュージーランドを調査することで、

ニュージーランドの人たちと共働することもできるかもしれない。

何かしらの新たなイノベーションを起こせるかもしれない。

 

 

沖縄の生産者さんたちは、

ニュージランドに調査に出向いているらしい。

保さんも、今回のミラコラ以外にも

もずくの講義をされたりしているらしい。

もずくの物語を手段とすることで、

新たな生き方に目覚める人が増える可能性もある。

 

もずくを「消費」という観点だけで手段の目的化してしまうのか?

 

もずくを手段として、さらにそれを超え、

「産業革命」「生活者革命」「環境革命」「生き方革命」

などダイナミックな展開に持っていくのか?

 

今回、沖縄の生産者さん、さんつね の保さんのお話を聞いて、

 

「もずく」と共に人生の道を歩む人

 =もずく道(どう)

 

とは何か?

超もずくとは何か?

 

を考えるきっかけとなりました。

 

 

全ての手段に

「◯◯道」と道をつけてはどうか?

 

全ての手段に

「道徳的に完成された人が群生するための◯◯」

と枕ことばをつけてみてはどうか?

 

それを意識するだけで

 

「囚われ」から「こだわり(哲学)」へと

深化&進化していけるのではないか?

 

そんなことを感じた

事業化ミーティングでした。

 

ありがとうございます、感謝!

 

 

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