「お前みたいな雑菌が会社を悪くするんだ」と言われて

みなさんこんにちは

ミラコラ山田です。

 

春は新入社員研修のシーズン

研修講師の仕事が増えてきます

 

本日は某企業様の新入社員の１年後フォロー研修

 

今までの人生を振り返って

「おかげさま」を見つけるワークをするのですが

その時に、いつも私自身の事例をお伝えします

 

新卒で入社した企業の上司から言われた一言

「お前みたいな雑菌が会社を悪くするんだ。この雑菌野郎！」

 

当時これを言われた時は衝撃的でしたねーーー

雑菌野郎って・・・

ひ、ひどいーーー（涙）

 

しかし、今ではこの「雑菌野郎」言葉に

心から感謝をしています。

こうして研修ネタになってますし（笑）

 

なぜ私が「雑菌」と呼ばれたのか？

 

当時、某食品会社の技術研究室に配属された私は

大阪工場にて現地調査をしていました。

本社に戻ってその報告をしたのです。

 

すると、当時の部長からこう聞かれました。

 

部長

おい、山田。その報告内容は事実なのか？

 

山田

はい、事実です。

 

部長

そんなはずはない。しっかり調べたのか？

 

山田

はい、もちろんです。

工場の方がおっしゃってましたから。

 

部長

それ、間違ってるぞ。

工場の人の言っていることがそもそも間違っている。

なぜかって？

大阪工場の設計をしたのは俺だからだ！

 

山田

・・・・・・・

 

部長

人から聞いた話を鵜呑みにするな。

自分で確かめたのか？

自分で見たのか？

嘘の情報を信じ込んでこういう場で

さも事実のように伝えることで

嘘が広まっていくんだ。

まるで雑菌のようにな。

「お前みたいな雑菌が会社を悪くするんだ。この雑菌野郎！」

 

山田

・・・・・・・

 

このような経緯で生まれた言葉でした＾＾

 

 

当時の私はさすがにショックを受けましたね。

職場のみんなの前で公開処刑をされたような感覚でしたし、

「大阪工場の人も間違ってたじゃん」

「嘘を教える人が悪いじゃん」

と、人のせいにしていた自分が

今ではとっても恥ずかしい思いをしています。

 

でも、そこから

極力「人の噂は信じない」ことにしました。

なるべく自分の目で確かめるようになりました。

確かめようがないことであっても

「事実かどうかはわからない」と思って判断するようになりました。

ニュースや新聞記事を読んでも

「こういう記事が新聞に書いてある」ことは事実だけど

真実かどうかは分からない

と思うようにしています

 

あの時、部長に優しく指摘されていたら

ここまで意識はしていなかったかもしれません。

 

雑菌野郎！

という衝撃的なインパクトがあったからこそ

成長できたんだなあって思ってます。

 

「雑菌野郎」と呼ばれたことに

大きな感謝を抱いているし、

わりと「誇り」に思っていたりします（笑）

 

も、もちろん私は誰かに「雑菌野郎」なんて言いませんよ（笑）

 

あと、誤解を招かないように。

当時の部長さんはとっても怖かったんですけど

とっても人間力があって優しい人でした。

豪快な人で、カニの甲羅まで食べちゃうくらい（本当です）

私が部署移動して

２年経った後に退職を決意した時、

その情報を聞きつけた当時の部長から

連絡があったんです。

「あー、叱られるのかなあ」

って思ったら、その逆でして。

なぜ退職しようと思ったのか？

私の気持ちをすごく聞いてくれたんです。

そして私の決断を心から応援してくれたんです。

最後にはこんな言葉もいただきました。

「お前みたいな奴が辞めたくなるような会社じゃ

ウチの会社もダメよな。俺ももっと頑張らないかんな。」

 

当時の部長さんは今でも大好きな上司の一人です。

 

見た目や言動は怖かったけど

「愛」を感じたんですよね。

 

だから「雑菌野郎」という言葉にも

愛が込められていたんでしょうね〜

 

出会う人、起こりうる出来事、出会うモノ、

良いことも、嫌なことも、

全て将来の自分にとって「意味のあるもの」

 

見たくないものを見ないようにしてはもったいない

「◯◯のせいで」と思っていたことが

「◯◯のおかげで」と思えるようになった時が

成長の時。

 

他にも数えきれないエピソードがたくさんありますけど（笑）

 

新入社員研修をすることで

今でも、たくさんの過去の「おかげさま」に

気づくことができることに感謝をしております

 

 

 

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