プロの編集者がこっそり教える「こころがおどりだす本の感じ方 文章教室」
ミラコラの理事でもあるゲイルの村松さんを中心に
8/1(火)に【こころがおどりだす本の感じ方「文章教室」】を行いました!
「本を読むのが好きな人はいる?」と聞くと
「はーい!!!」と手をあげるこどもたち。
「文章を書くのが、好きな人はいる?」と聞くと
「・・・・・・。」なこどもたち(笑)
まずは、
「本を読む=それだけで読む前の自分と違っている」ということなんです。
そして・・・
心が動いた!
作者と出会った!
へ~!
ほ~!
と感じた自分・・・これが一番大事なんですよ。
「オススメの本を持ってきたから、どれが良さそうか選んでごらん!!」
と、こどもたちに本を選んでもらう村松さん。
「これ、なんか面白そうだね!」
「どんなお話なんだろう?」
「読書感想文って、書かなきゃいけないものだけど、
「これ、書きたい!」って思っている時と、
「こんなの、読みたくもない!」って思っている時だと・・・どっちがいい?」
「やっぱり、読みたいなぁ〜と思ったものを読んで、書けるのが楽しいよね・・・」と村松さん。
「で、今日は、その書き方を教えるから、一回やってみて!」
そう話しかける村松さんに笑顔を向ける子どもたち。
午前は、セバン・スズキさん・午後は宮沢賢治さんになりきって、絵を書いてみるワークがスタート!
実際に、本を読みながら
「気になったところに線をひく」ことや
「大事そうなことをメモする」
ことに真剣なこどもたち。
次に
「作者になったつもりで、私が言いたかったことは??」
を絵で表現し、自分気持ちをアウトプットしました。
不思議とみんな絵が違い、シーンごとにいくつも書く子がいたりと
それぞれの世界観で表現していました。
そして、描いたものをそれぞれが発表しました!
文章から感じ取って絵にすると、こんなにも面白いんですね!
さて、 実際に文章を書いてみよう!
自分で線や印をつけた部分をみながら、
思いついたことを次々と書いていきます。
一度書き出すと(要領を得ると)どんどん書いていく・・・そんな子たちがたくさん。
書き出すと止まらない様子でした。
文を書く時は、もはん的なものを書くのではなく
自分の「話言葉」でまずは、かいてみる。
それから、語尾を丁寧に揃える。
また、読書感想文の要素として
本を読んで「これからどうしよう?」と
思ったのかを明確にしていきました。
村松さんは
「これが一番大事!この気持ちこそが、自分自身の宝物なんです。」と。
最後にこどもたちは
読書感想文の「タイトル」をつけていきました。
一番伝えたいことをタイトルにするだけだよ!
というと、すんなり書き出す子どもたち。
最後は一人一人の作文を添削し、激励する村松さん。
こどもを相対的な比較評価ではなく、
頑張ったことに対しての承認と愛で包み、応援する大人としての背中が・・・
まさにミラコラスタイルでした。