【活動レポート】第11回 夢の家お仕事体験フェスティバル

第11回
夢の家お仕事体験フェスティバル

朝の鶴見緑地公園。
まだ人もまばらで、空気は少しひんやりしています。
けれど会場のあちこちでは、
少しずつ“仕事の気配”が立ち上がっていきました。

道具を運ぶ職人さん。
テーブルを並べる企業のみなさん。
声を掛け合いながら、準備を進める大人たち。

やがて、子どもたちの姿も増えていきます。
楽しみに会場へ向かう子。
少し緊張しながら受付に立つ子。
この日、公園には、
「働く」という時間が、静かに流れ始めていました。


夢の家お仕事体験フェスティバルは、
さまざまな仕事にふれながら、
「働くって、なんだろう?」を体感できる一日です。
目立つ仕事もあれば、
ふだんはあまり意識されない仕事もある。
どの仕事も、誰かの暮らしを支え、
社会のどこかで確かにつながっています。
そして今年も、
フェスティバルを支える側として関わる
子ども運営スタッフの姿が、会場のあちこちにありました。

受付に立つ子。
少し緊張しながら声をかける子。
カメラ越しに、会場で起きている一瞬一瞬を見つめる子。
写真に写るその表情は、
「体験をしている顔」というより、
「場をつくっている顔」だったように思います。
子ども運営スタッフの取り組み自体は、
これまでも続けてきたものです。
けれど今年は、
初めて参加する子どもたちも、その役割に挑戦できるようになりました。
「がっつりお役立ちコース」として位置づけられたことで、
これまで参加経験のあった子だけでなく、
初めてこのフェスティバルに関わる子どもたちも、
運営の一員として会場に立っています。
「働く」ということを、
ただ体験するのではなく、
誰かのための役割として引き受けてみる。
そんな一歩が、
今年の会場には、いくつも生まれていました。

〜公園とフェスティバルを支える仕事〜
会場を歩いていると、
「これ、子どもたちがやったんですよ」と
自然と伝えたくなる場面がいくつもありました。
花壇が整えられ、
茶室の竹垣が美しく組み直され、
フェスティバルの運営が、静かに支えられている。
今年の「がっつりお役立ちコース」は、
目に見えるかたちで、場を支える仕事に取り組む時間でした。
〜鶴見緑地公園にガチでお役立ちする職業体験〜


朝いちばんに、茶室の竹垣づくりと茶道体験から一日が始まりました。
庭師さんと一緒に、茶室「むらさき亭」の竹垣を整え、掃除まで行います。

一本一本の竹に向き合いながら、結び方や力の入れ方を確かめていく子どもたち。

その後、自分たちの手で整えた茶庭の中で行われたのが、茶道の体験です。
お茶を点てる所作。
ゆっくりと流れる時間。
相手を思いやる気持ち。

作業のあとに体験することで、
「きれいに整えること」
「心を整えること」
その二つが、ひとつにつながっているように感じられました。


花壇づくり体験では、
現役の庭師さんと一緒に、花や木の種類や配置、色のバランスを考えながら、
鶴見緑地公園の花壇をつくりました。

「どこから見たらきれいか」「時間がたつとどう育つか」を確かめながら、
ただ植えるだけではない仕事に向き合っていきます。
完成した花壇が、これから公園を訪れる人の風景の一部になることを感じられる時間となっていました。
〜イベントにガチでお役立ちする職業体験〜
そしてもう一つ、
今年の「がっつりお役立ちコース」を象徴していたのが、
子ども運営スタッフの存在です。


受付では、
参加する子どもや保護者に声をかけ、
パンフレットを渡し、
はじめの一歩を支える役割を担う子どもたちがいました。
最初は少し緊張した表情でも、
回数を重ねるうちに声が出るようになり、
自然と会話が生まれていきます。


ゲームコーナーでは、
遊び方を説明し、
順番を整え、
景品を手渡す子どもたちの姿がありました。
どうすれば楽しんでもらえるか。
相手の反応を見ながら、
声のかけ方を工夫する様子も見られました。


そしてカメラマン役の子どもたちは、
会場を歩きながら、
体験ブースで働く大人たちの姿にレンズを向けていました。
どの瞬間を切り取るか。
どんな表情を残したいか。
写真を通して、フェスティバルを記録していきます。
子ども運営スタッフの取り組み自体は、
これまでも続けてきたものです。
けれど今年は、
初めて参加する子どもたちも、その役割に挑戦できるようになりました。
「がっつりお役立ちコース」として位置づけられたことで、
参加経験の有無に関わらず、
フェスティバルを支える一員として会場に立っています。
それぞれの場所で、
それぞれの役割を引き受ける。
その積み重ねが、
この日のフェスティバルを支えていました。

〜たくさんのお仕事を体験できる職業体験〜
会場には、
もう一つの大きな流れがありました。
それが、
さまざまな仕事に出会い、
実際に手を動かしながら体験する
「お仕事体験コース」です。
生活や環境を支える仕事。
建物をつくる仕事。
暮らしや健康を支える仕事。
表現する仕事、伝える仕事。
自然や社会と向き合う仕事。
ここでは、
「働くってどんな感じだろう?」
そんな素朴な問いを手がかりに、
子どもたちが一つひとつの仕事と向き合っていきました。
道具を使う感触。
人とやりとりする緊張感。
うまくいったときの手応え。
体験を通して、
仕事のかたちや意味が、
少しずつ自分の中に残っていく。
そんな時間が、会場のあちこちで生まれていました。
暮らしの身近な場所や、
毎日の生活を支えている現場には、
たくさんの仕事があります。
生活環境を整え、水を通し、街をきれいに保つ。
ふだんは意識されにくいけれど、
誰かの手が動き続けているからこそ、
安心して過ごせる環境があります。
このカテゴリーでは、
生活や環境を支える仕事を、
実際の作業を通して体験しました。



ユンボ操作体験では、実際に運転席に乗り込み、
レバーを動かしながら重機の操作に挑戦しました。

思った以上に繊細な動きが必要で、
安全に扱うための集中力や判断の大切さを体感する時間となりました。



水道工事体験では、特別なカメラを使って、
ふだん目にすることのない水道管の中をのぞいていきました。

いつも当たり前のように使っている水は、
見えない場所での点検や管理によって支えられていることに気づく時間となりました。
建物は、
完成した姿だけを見ると、
すでに「そこにあるもの」のように感じられます。
けれどその裏側には、
多くの工程と、
一つひとつの仕事があります。
このカテゴリーでは、
建物ができあがるまでの仕事を、
道具や作業を通して体験しました。


建築士(設計士)体験では、
家を使う人の話を聞きながら、
「どんな空間が必要か」を考えていきます。

設計が、人の暮らしを想像することから始まる仕事であることを、
体験を通して感じ取る時間となっていました。


大工さん体験では、
職人さんと一対一で向き合いながら、収納棚づくりに取り組みました。

思いどおりにいかない場面も経験しながら、
少しずつ形になっていく手応えを感じる時間となっていました。


ローラーや道具を使いながら、
壁にクロスを貼っていく作業に挑戦しました。

手の動かし方ひとつで仕上がりが変わることを体感し、
空間の印象を支える仕事の大切さに触れていました。


コテを手に、
壁に塗り材を広げていく左官の仕事を体験しました。

仕上がりを思い描きながら整えていくことで、
壁の「表情」をつくる仕事の奥深さを実感する時間となっていました。



住まいの簡単修繕体験では、
「住まいレスキュー隊」の方から、網戸の張り替えを教えてもらいました。

また、消火器を使った消火訓練にも挑戦し、
いざというときに行動する備えの重要性を体感していました。



電気工事体験では、
実際に配線をつなぎ、スイッチを入れて照明を点ける作業に挑戦しました。
一本一本の線を確かめながら進める作業は、
安全への配慮と正確さが欠かせません。

自分の手で明かりが灯った瞬間、
建物に「命」を通す仕事の重みと達成感が、はっきりと伝わってきました。
暮らしや健康は、
特別な出来事がなくても、
毎日の生活の中で静かに守られています。
気づかないうちに整えられ、
当たり前のように続いている日常。
その裏側には、
人の手や心が関わる仕事があります。
このカテゴリーでは、
食べること、使うこと、体をいたわることなど、
暮らしや健康を支える仕事に、
身近な体験を通して触れていきました。


アロマセラピスト体験では、
いくつかの香りを嗅ぎ比べながら、気持ちの変化を確かめていきました。
「落ち着く香り」「元気が出る香り」など、感じ方は人それぞれ。

誰に、どんな気持ちになってほしいかを考えながら香りを選ぶことで、
人の心に寄り添う仕事であることを体感していました。


商品コーディネート体験では、
複数の商品を組み合わせながら、より魅力的なセットを考えました。

色や形、使う場面を想像しながら、
「この人に合いそう」「こんな暮らしになりそう」と意見を出し合います。
モノを売るだけでなく、暮らしそのものを提案する仕事に触れる体験でした。


革靴のくつみがき体験では、
ブラシやクリームを使い、革靴を丁寧に磨いていきました。

汚れを落とし、手をかけることで、
くすんでいた靴にツヤが戻っていく様子がはっきりとわかります。
道具を大切に使い続ける仕事の姿勢を学ぶ時間となっていました。


オリジナル表札づくり体験では、
石を選び、文字を書き、サンドブラストで彫刻を行いました。

一文字ずつ形が浮かび上がってくる工程を通して、
表札が手作業の積み重ねでつくられていることを実感します。
家の「顔」をつくる仕事の重みを感じる体験でした。


お菓子屋さん体験では、
用意されたクッキーにアイシングで模様を描き、仕上げていきました。

色や形を工夫しながら、
「もらった人が喜ぶかな?」と考える姿が印象的でした。
つくることと、人に届けることがつながる仕事を体験していました。



介護のお仕事チャレンジでは、
車いすに乗ったり、目かくしをして歩いたりしながら、
介護を受ける側の立場を体感しました。

ちょっとした段差や声かけの大切さに気づき、
相手の気持ちを想像することが、仕事の出発点であると学びます。


こども薬剤師体験では、
みず薬やぬり薬をつくり、
その使い方を相手に説明するところまで体験しました。

ただ薬を渡すのではなく、
話を聞き、伝えることも仕事の一部であると実感していました。


ボッチャ体験では、
年齢や体力に関係なく、みんなで同じスポーツに挑戦しました。

うまくいかない場面でも声をかけ合い、
自然と笑顔が生まれていきます。
スポーツを通して、人とつながる仕事の一面を感じる時間でした。


コーヒーかすのリサイクル体験では、
普段は捨てられてしまうコーヒーかすに目を向け、
再利用の可能性について学びました。

見方を変えることで、
「のこりもの」が資源になることを実感する体験となっていました。
人の心を動かす仕事は、
目に見えないところから始まります。
「どうしたら伝わるだろう」
「どんな形なら、相手に届くだろう」
そんな問いを立てながら、
表現や工夫を重ねていく仕事です。
このカテゴリーでは、
デザイン、遊び、言葉、動きといった手段を使って、
想いや価値を伝える仕事に取り組みました。


ファッションデザイナー体験では、
色や形、言葉に想いを込めて、服をデザインしました。

自分らしさや、誰かへの気持ちを形にすることで、
服が持つ“伝える力”に触れる時間となっていました。


カラーコーディネーター体験では、
色の組み合わせによってイメージが変わることを学びながら、
クリスマスの飾りをデザインしました。

受け取る人の気持ちを想像しながら、
色で表現する楽しさを味わいます。



ステージダンサー体験では、
仲間と一緒にダンスを練習し、
ステージで発表することに挑戦しました。

体を動かし、表情をつくり、
動きで想いを届ける表現の仕事です。


経理のお仕事体験では、
会社のお金の流れを、記録を通して「見える化」する仕事に触れました。

貯金箱づくりや寄付の体験を通して、
「ためる・つかう・そだてる・わける」を体で確かめていきました。


XRマップづくり体験では、
XR技術を使って、
会場の魅力が伝わるマップを制作しました。

「どこに何があるか」だけでなく、
「行ってみたい」と思ってもらう工夫を考えました。


寺子屋にっぽん体験では、
日本の歴史や文化について、
親子で一緒に学ぶ時間が設けられました。

知ることそのものが、
次の世代へ伝えていく仕事につながっています。


プラモデル組み立て体験では、
二種類の中から一つを選び、組み立てに取り組みました。

完成後は、形や動きのポイントを考え、
その面白さを言葉で伝える場面も見られました。


記者体験では、
実際に企業を取材し、
仕事の魅力が伝わる求人広告を作成しました。

話を聞き、整理し、言葉にする。
伝える仕事の難しさと面白さを感じる体験です。
自然や社会にかかわる仕事は、
私たちの暮らしの「当たり前」を、足元から支えています。
普段は意識することの少ない、
安全に動かすこと、育てること、守り続けること。
その一つひとつに、人の手と判断があります。
このカテゴリーでは、
自然や社会と向き合いながら働く仕事に触れ、
見えない役割の大切さを体感しました。


大型クレーン車操作体験では、
プロの運転手にサポートしてもらいながら、
実際にクレーンを動かす仕事に挑戦しました。

大きなものを安全に運ぶための集中力と責任を感じる時間となっていました。


交通安全の絵やメッセージ制作では、
電子紙芝居をきっかけに、交通安全について考えました。

感じたことや伝えたい想いを絵や言葉にし、
メッセージとして形にしていきました。


お魚のさばき体験では、
プロから教わりながら、お魚を実際にさばきました。

お魚の体のつくりや命の重さに触れ、
「いただく」ということを実感する体験となっていました。


農家さん体験では、
野菜からタネを取り出す作業に取り組みました。

土の中で起きていることにも目を向けながら、
育てる仕事の始まりに触れる時間となっていました。
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お楽しみゲームコーナー
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おたのしみゲームコーナー体験では、
ゲームを用意するだけでなく、
来場者が楽しめるように説明し、
遊びの場そのものを運営しました。

「どうしたら楽しんでもらえるか」を考えながら、
人と場をつなぐ役割を担います。
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丸太切りレース
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丸太切りレース(予選)では、
制限時間内に丸太を切る速さを競いました。

小学3年生以上が参加し、
予選とは思えないほど、真剣な表情と声援が飛び交う時間となっていました。

成績上位の子どもたちは、
15時からの記念ステージで行われる決勝戦へ。
会場の熱気が、そのまま次の舞台へとつながっていきました。
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社会貢献コーナー
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お仕事体験のあと、
子どもたちは「お給料明細書」を受け取りました。

体験をがんばった分だけコインがもらえ、
その使い道を自分で選ぶことができます。
コインは、
花壇に花を咲かせる球根を買う、
植林活動への寄付につなぐ、
こどもホスピスを支える寄付に使う、
という三つの選択肢が用意されていました。

働いた対価を「もらう」だけで終わらせず、
「どう使うか」を考えるところまでが、
このフェスティバルのお仕事体験です。

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球根コーナー
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お仕事体験を終えた子どもたちは、
報酬として受け取ったコインを使い、
球根を選ぶ体験にも参加しました。
選んだ球根は、
鶴見緑地公園の「花ずきんちゃん花壇」に植えられ、
公園に新しい季節を迎える準備が進んでいきました。
自分の手で植えた花が、
これからどんなふうに咲いていくのか。
その先を想像しながらの、静かな締めくくりとなっていました。

今年も、
近畿大学ツリーハウスの大学生たちが、
ボランティアスタッフとして朝から会場に立ってくれました。


受付での案内、会場アナウンス、
各ブースの準備や進行のサポートなど、
フェスティバル全体を見渡しながら、
その場に必要な動きを次々と引き受けてくれていました。
子どもたちの体験がスムーズに進むように、
出展企業の方々が動きやすいように、
目立たないところで場を整える存在。
会場を支える仕事の姿を、
子どもたちがすぐそばで見ることができたことも、
このフェスティバルならではの風景でした。
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夢の家コンクール
表彰式
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今年の表彰式には、
たくさんの子どもたちが会場に集まってくれました。
ステージの前に並び、
自分の作品が紹介されるのを待つ表情には、
少しの緊張と、うれしさが入り混じっていました。


名前を呼ばれ、拍手を受け取る時間は、
作品づくりに向き合ってきた日々が
ひとつの形として返ってくる瞬間でもあります。

会場でその場に立ち会えたこと自体が、
子どもたちにとって、心に残る時間になっていたようでした。
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キッズダンス披露
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キッズダンスでは、
ダンス体験に参加していた子どもたちがステージに登場。


練習してきた動きを、音楽に合わせて元気いっぱいに披露しました。
会場からは自然と手拍子が起こり、
体験が「発表の場」へとつながる時間になっていました。
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丸太切りレース
決勝戦
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続いて行われたのは、丸太切りレースの決勝戦。

予選を勝ち抜いた子どもたちがステージに集まり、
会場の注目が一気に集まります。

力だけでなく、集中力やペース配分も問われる勝負となり、
最後まで目が離せない展開となっていました。
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大抽選会
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ステージの締めくくりは、大抽選会。
協賛企業から提供された景品が並び、
名前が呼ばれるたびに歓声が上がります。

一日の体験を終えたあと、
会場全体で楽しさを分かち合うひとときとなりました。

お仕事体験フェスティバルが大切にしていること。
「働くってステキ!」
それは、
「愛されること」
「ほめられること」
「役に立つこと」
「必要とされること」。
子どもも大人も、
“ともに”感じ、
“ともに”気づき合える。
そんな場所であり続けたいと、私たちは考えています。
これからも
「働くってステキ」という気持ちを大切にしながら、
子どもたちの明るい未来につながる場を、
一つひとつ育てていきます。
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