バラ

 このバラは私の祖母が育てたバラです。私の祖父母は、花や野菜などをたくさん育てています。
 花というと、道端から庭まで、自然に生えたものから人為的なものまで様々ですが、その一つ一つが誰かの心を癒しているのだと思うと有意義な存在だと思います。花を見て嫌な気持ちになる人は少ないでしょう。たしかに、花は無くても生活に支障をきたすわけではありません。しかし、花を見てきれいだなぁと思う気持ち、花を育てることによって得られる人と人の繋がりは未来に残さなければならないものなのではないでしょうか。
 このバラを見てきれいだと思った私の気持ち、花によって生まれた私と祖母の会話は必ず必要な事だと思います。
 花がいつまでも咲くことのできる社会を守ることが、結果として未来に大切なことを残すことにつながると思います。

山田 桜礼