代表メッセージ
一人ひとりが主人公人生を歩み続けること
20年後、誰もが「パブリックイノベーター(幸せ社会を担う主人公)」になれるんです
代表理事 山田 将史
企業向けの人材コンサルタントを長年続けていて想うこと
多くの社会人に「なんのために働いているんですか?」とよく問いかけます。
7割くらいの人が「生活のため」と答えます。「できれば会社に行きたくない」と答えます。
表情は暗く、不安そう……。
大学生の就職活動の現場ではこんな感じです。「就活が不安だ……。自分に自信がない……。」「志望企業に入れなかったら幸せになれない。」
こちらも不安そう……。
こどもを持つ親であれば、誰もが思うのではないでしょうか?
依存して閉ざされて生きていくのではなく、自立してイキイキ生きていってほしい。
ミラコラ誕生のきっかけ
私の娘が7歳のころの話です。
「私ね、大人になったらファッションデザイナーになりたいの。そしてね、世界を平和にしたいの。ファションデザイナーになって、ある装置を作ってみたいの。私たちって絵を書くのが好きでしょ。自分が着たい服の絵を書いてその絵をある装置に入れると「世界でたった一つの服」ができあがるの。大切な人に贈る世界で一つだけの服。もらったらみんな元気になる。こんな装置があったら、もっとたくさんのこどもたちがデザイナーになれて、元気になる人がたくさん増えると思うの。どうかなあ?できるかなあ?」
その時の、イキイキした表情が今でも忘れられません。
こどもの感性って素晴らしいですね。好奇心、チャレンジ精神が旺盛です。
人の痛みも分かるし、善悪にも素直。発想も斬新で、その発想には思いやりがあります。このような感性を持ったこどもは世の中にもっとたくさんいるはず。
しかしながら、今の社会のレールに乗ったまま大人になったら?そんな感性はなくなってしまわないだろうか?大人になってからじゃなくてさ!今からやろうよ!
ファッションで世界を平和にする活動。僕も協力するし、協力してくれる会社もあると思う!
これがミラコラ誕生のきっかけ。
夢ではなく、こころざし(願い)が
実現する社会を目指して
夢は、自分が叶えたいもの。叶うか?叶わないか?それはわかりません。
それよりも、どうしたら「みんなも幸せ、私も幸せ」になれるのか?どんな社会になったらうれしいか?
心の奥にある「純粋なる願い」を、どう実践に移すのか?どんな一歩を踏み出すのか?
”何を大切に” 自分の道を歩んでいくのか?
これが「こころざし(願い)」ミラコラでいう
「キャリア」の本質はここにあります。
こどもたちの「純粋なる願い」が実現する社会になったらすっごくワクワクしませんか?
こどもたちの素直な問いかけには、社会をより良くする可能性が無限にあります。
- なぜケンカするなって言うくせに、大人はケンカをするの?
- なぜ大人の人は
疲れているの? - なぜ体に悪い食べ物を平気で売ってるの?
- なぜ人は戦争をするの?
ぼく、いじめのない学校をつくりたいんだけど。
わたし、「心を込めていただきます」をもっと広めたいんだけど。
「こどもだけ」「大人だけ」ではなく、”ともに” 未来を切り拓くチカラを育むこと
私がこどもの頃に体験しておきたかったことの一つ。
それが「自ら未来を切り拓くチカラ」を育む経験です。
やりたいことはあるんだけど、やれる方法が見つからない。
理想、構想はあるんだけど、具体的にどうやったら実現できるか分からない。
そんな言い訳をしながら、気づいたら行動していない、やっていない。
さすがに起業してからはその大切さに気づき、とにかく行動して、失敗して、自分で気づいて、仲間を巻き込み……、と行動力も高まりつつありますが、まだまだ毎日が修行です。
こどもの頃に、もっともっと経験していたら……と“たられば”の妄想をしています。
私たち大人でも難しい「自ら未来を切り拓くチカラ」を、企業、地域、大人とこどもが一緒になって育む社会。
こどもの「願い」を「こどもの発想だね。現実は難しい」とあきらめるのではなく、大人も一緒になって行動をおこす!
本気で実現するためには、企業のチカラが必要!地域のチカラが必要!
例え、失敗に終わったとしても、壁はこうやって乗り越えるのか!仲間はこうやって集めるのか!
みんなが応援したくなるものであれば、人もお金も集まってくる!
失敗したけどすごい学びが得られた!など、さまざまな気づきが得られることでしょう。
小さい頃からこのような経験をしたこどもたちは、大人になったら、どんな社会を創りだすでしょうか?
20年後30年後の未来のリーダーが群生する場作りをするのが私たちの使命です。
「こどもだけ」「大人だけ」ではなく、”ともに” 未来を切り拓くチカラを育むこと
不安なのは行動をしていないから。自信がないのは失敗をしていないから。
幸せになれないのではなく、幸せをみつけていないだけ。
大切なのは
「行動すること」「失敗すること」「それを乗り越えること」。
現実から目をそむけない。
プラスもマイナスも受け入れ、「経験」を「価値」に変える。これこそが、「現実をよく観る力」と「未来をつくる力」。
将来、こどもたちが活躍するのは、「学校」ではなく「実社会」。
実社会で活躍するために必要な「経験価値」を得る旅は、子供の頃から、すでに始まっています。
共に未来を切り拓くことのできる、豊かな心を育んでいきましょう。