ワンデー授業

20191216

【ミラコラ名古屋】12月度共通カリキュラム② 「みんなで」の危険性 〜「みんなで」を深く考えてみた〜

こんにちは

小学生からはじめるミラコラキャリア塾

代表の山田です

 

今回もキッズたちの共通カリキュラムから

一緒に学んでいきましょう!

 

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ミラコラ名古屋「共通カリキュラム」レポート vol.2

「みんなで」の危険性

〜「みんなで」を深く考えてみた〜

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午前中のプログラム(キッズ・アゴラ)より

 

日常生活の中で見つける「小さな幸せ」を探すプログラム

 

一人でくつをそろえるよりも

みんなでくつをそろえたらとっても「キレイ」に見えた!

 

一人で幸せのタネを見つけるよりも

みんなで一緒に見つけた方が楽しかった!

 

 

みんなで」行うと

楽しいし、より深くなるよ〜

という気づき

 

ということで〜

 

今回は

チーム対抗「ペーパータワーゲーム」をやってみました

 

 

盛り上がるわ!盛り上がるわ!

 

チーム対抗戦は白熱し

普段は物静かなキッズも積極的に発言をしまくる!

うーん!この姿をお母さんに見せてあげたかった〜

 

相当楽しかったみたいですね(笑)

 

 

さて!

ミラコラは楽しかっただけでは終わらせませんよ^^

 

ここからが本番です。

 

いくつかの問いを立てます。

 

問い①

チームメンバーの良かったところを共有しましょう

◯いろんな意見を言ってくれて助かった

◯テープを切る役をやってくれてありがたかった

◯苦しくてもポジティブな言葉で盛り上げてくれた

などなど

 

一人では「自分の良さ」は気づけないもんね

みんながいるから「自分の良さ」に気づけるんだね

 

問い②

みんなでやると何が良かった?

◯一人のアイデアだけでなくたくさんのアイデアが集まることができた

◯1人だと手が2本。2人だと手が4本。3人だと手が6本。

◯やっぱり「みんな」だと楽しい!

いつも私は勝ち負けにこだわってしまうんだけど、

みんなとだったから今日は負けても楽しかった!

 

 

なるほどね〜!

一人の力では限界だけど

「チーム=みんなの力」が集まると強くなれるんだね〜!

 

しかもさあ

「敵」のチームのやり方も参考になったでしょ?

「敵のチーム」のおかげで

全てのチームがどんどん高いタワーになっていったでしょ?

ということはさ

社会全体で考えると

「敵」のチームもある意味「味方」であると言えるよね?

他のチームと戦っているように思ったけど

実は「他のチームと共働していた」とも言えるよね?

 

「みんな」の素晴らしさを

体験できたようですね

 

さてさて

もう少し掘り下げてみましょう

 

 

はい、このイラストを見てください。

和 →  オーケストラ

同 →  バイオリンや指揮者がたくさん

 

 

 

問い③

「和(オーケストラ)」の長所は?短所は?

<長所>

オーケストラだとたくさんの楽器があるので豊かな音が出る

<短所>

でも音を合わせるのは大変そう・・・

 

問い④

「同(同じ楽器だけ)」の長所は?短所は?

<長所>

音を合わせるのは簡単なイメージ。

自分が音がずれると気づきやすい。

<短所>

たくさん集まってもバイオリンはバイオリン。音が大きくなるだけ。

指揮者がたくさん集まっても意味がない・・・

 

そうそう!

「みんなで」と簡単な言葉にしちゃうと気づけないけど

「みんなで」にも色々あるんだよね

 

和 →  「違う」の集まり

同 →   「同じ」の集まり

 

「違い」があるから新しいものが生み出される

「同じ」の方が楽なんだけど・・・

 実は「同じ」だけでは進歩発展はない

 

 

 

みんな違って、みんないい

 

ってよく言うけどさ

 

本当に「違う」ことの大切さってわかってる?

本当に「違う」ことの大変さってわかってる?

 

 

問い⑤

「自分と違う」の長所は? 短所は?

<長所>

◯自分と「違う意見」があるから、参考になる

◯自分と「違う意見」があるから、より良くできる

<短所>

◯でも自分と「違う意見」を言われると自分を否定されているような気もする

◯「自分の意見」と「相手の意見」をぶつけ合うのって結構大変

 

 

問い⑥

「自分と違う」を本当に受け入れられる?

◯うーん、優しく言ってくれれば受け入れられるけど

◯否定されると反発したくなっちゃう時もある

◯状況によるかも。言われた相手によるかも。

◯でも、冷静になると受け入れた方がいいに決まってる

 

 

問い⑦

「みんなで」っていったい誰?

◯周りにいる人。

◯同じ目的を持った人

◯うん、確かに「同じ目的」を持つって大切だね

◯ただ集まっただけの「みんな」はただのグループ

◯目的が同じの「みんな」はチーム

◯ということは「目的を高めていく」とみんなが増えるってことかー!

 

問い⑧

「みんなでやる」ためにはどうすればうまくやれる?

◯目的を共有する

◯相手を受け入れる

◯相手のことをもっと知る

◯自分の考えを押しつけない

 

 

というように

子どもたちの中でどんどん意見が出てきて

すっごく深い対話になっていきました^^

 

まさに大人顔負け(汗)

  

 

子どもたちは分かっているのです。

そもそもの自然の摂理を。

 

「違う」を受け入れ

「違う」を認め

「違う」をぶつけ合ってより良いものを生み出さないと

進歩発展はあり得ないということを

 

そして

本当の意味での「みんな=チーム」になるためには

目的の共有が大切だってことを

 

ペーパータワーゲームで白熱するキッズたちの様子が

「それを分かっている」ことを証明してくれました。

 

 

キッズたちの気づきもとても素晴らしいかったので

ぜひご覧ください!

 

 

       

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