ワンデー授業

201972

【ミラコラ広島】6月授業の振り返り(午前)~色を思考する~

みなさんこんにちは。スマホをiPhoneXRに買い替えたばかりの豊永です。iPhoneXから搭載されている顔認証の限界を試すべく、日々サングラスをかけたり、眼鏡をかけたり、角度を変えてみたりしています。

午前中の授業のメインテーマは「色」。今月も1年生~6年生で「楽習」していきましたよ~!

午前のタイムスケジュールはコチラ ↓

《タイムスケジュール》

10:00~10:15 「ミラコラ日誌」&「しあわせのたね」の振り返り

10:15~10:45 妄想ゲーム「100億円あったら何に使う?」

5分休憩

10:50~11:45 色について考えよう!「カラーハント」

11:45~12:00 午前中の受け取り直し

 

この記事では、「妄想ゲーム」と「カラーハント」をピックアップしてご紹介します!

まずは「妄想ゲーム」。ゲームという名前にはなっていますが、お題に沿ってとにかくたくさんの回答を書くという単純なワークです。

今回のお題は「100億円手に入ったら何に使う?」といったもの。

 

みなさんは100億円手に入ったとしたら何をしますか?

リゾート地に別荘を建てますか?はたまたプライベートジェットを購入して、世界中を飛び回りますか?

いろいろと夢は膨らみますが、おそらく普段手にしたことが無いほどの大金を手にしたら、どう使えばいいかわからなくなるのではないでしょうか?

そう、100億円使い切るってかなり難しいです。

特にお金の価値や、ものの値段に対しての知識量が少ない子どもたちにとっては至難の業なので、

「使い切れないくらいのお金が手に入ったら何がしたい?」と言い換えて、考えてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「NHKを買収する」とか「ホワイトハウスを買う」(そもそもホワイトハウスって買えるの?笑)など、破壊力抜群の意見はありましたが、

「メロンをたくさん買う」「毎日遊園地に行く!」というかわいい意見もありました。

ちなみに私が得に面白いと思った意見は「100億円すべてを1円玉に両替して、部屋を1円で埋め尽くす。」と「うまい棒を100億円分買って埋める」という意見です。なぜうまい棒を埋めるのかは永遠の謎ですが、めちゃくちゃ面白かったです。

このゲームの目的はもちろんただの大喜利ではなく「普通は出来ないよね」と考えてしまう頭のネジをぶっ壊すことにあります。100万円とかではなく、100億円というぶっとんだ設定にすることによって、ぶっとんだ意見を引き出そうとした訳ですね。

もう一つの目的は、「これをしたい!」という自分の欲求をとにかくたくさん吐き出してもらうことによって、「自分モード」の脳に設定変更すること。他人の意見を取り入れることはもちろん大切ですが、あまりにもそればかりやってしまうと、誰かが言ったような意見ばかりになってしまう。自分の内なる欲求を書き殴ることによって、自分オリジナルの意見を引き出す訓練としてやってもらいました。

みんな意見を言うことが楽しそう。

 

次にやったのは、色に関するワーク、「カラーハント」です。

みなさんは「4大販売色」というものをご存知ですか?

実は、この色が無いと商品がロングヒットしにくいと言われている4色があります。

それは、「赤」「青」「黒」「白」の4色です。

まずは、この4色に対してのイメージを考えてもらいました。

それぞれの色が擬人化したらどんな性格かをイメージして書いてくれた子もいましたよ!

みんなの意見を見渡してみると、同じ赤でも「明るくて元気なイメージ」と言う子もいれば、「恐ろしい(血の色だから)」という子もいてとても面白かったです。

なぜこの4色がデザイン上欠かせない色なのかというと、この4色が、古来より人間が慣れ親しんできた色だから。

赤→太陽、血、火

青→空、海、水

黒→夜、暗闇

白→雲、雪、昼間

つまりこの4色というのは、まだ石の武器で生き物を追いかけまわっていた時代からなじみのある、人間の本能に刻まれた色なのです。

なじみの深い色ということは、飽きにくい色でもあるわけで、ロングヒットが生まれやすいと言われているんですね~。

よくよく思い返すと、「コカ・コーラ」「ジーンズ」「カルピス」などのロングヒット商品は、すべて4大販売色が入っています。

普段何気なく商品を手に取っているみなさんも、気づかぬうちに色のマジックにかかっているのかもしれませんね。

さて、色の重要性に気づいたところで、もっと色を深堀りしていこうじゃありませんか!

ということで、色をハントするため、外へ飛び出しました。「カラーハント」の時間です。

カラーハントでは、チームで1つ色を決めて、その色が使われているものを街中探し回りました。

例えば、黄色を選んだチームは「踏切」「献血のポスター」といった感じで、黄色が使われているものをどんどん見つけて書いていきます。

教室に戻ってきたらすぐに色の分析!

①見つけたもの

②その色はどんな場面で使われていることが多いのか

③その色の特徴は?その色にはどんなメッセージが隠されている?

以上の3つをチームごとに発表してもらいました。

「灰色は、電信柱や建物などの丈夫なものに多い色だから、人間を守ってくれる印象があり、安心する!」

「紫色はあまり見つからなかったけど、あまり使われないからこそ目立つし、ミステリアスな印象を与えるのに効果的!」

など、面白い分析をしてくれましたよ。

普段から「あの看板はなぜ赤色何だろう?」「この色を使っているということは、たぶんこういうメッセージを伝えたいのだろうなぁ。」

なんて考えながら過ごすことができれば、色に関してのセンスが磨かれるかもしれませんね!

色というのはそこら中にあふれている存在だけれども、実はとても大事な存在なのです。

事業化ミーティングでも役立ちそう、、、。

現場からは以上でーす。

 

ミラコラ広島 エデュパーク 豊永

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