【ミラコラキャリア塾】 9月ワンデー授業 午前の部 ~二宮金次郎の授業 『分度』と『推譲』を学ぼう~
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ミラコラキャリア塾「9月度 ワンデー授業」レポート vol.1
9月ワンデー授業 午前の部
~二宮金次郎の授業 『分度』と『推譲』を学ぼう~
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今月もやってまいりました
ワンデー授業の日です!!
9月ワンデー授業午前の部をお送りします!!
ではさっそく、午前のワークです!
先月学んだ二宮金次郎の話
今回はその二回目です

前回の授業では二宮金次郎の
『至誠』について学びました
さっくりとおさらいをしておきますと……
一般的に「至誠」ときくと
正直 素直 誠実
そんなイメージがわいてきますが
金次郎のいう「至誠」は
1 現実をよく観察する
2 なんでだろう?と疑問をもち探究し続ける
3 どうしたらいい?と考え、工夫し、行動し続ける
4 どうしたらもっと良くなる?と探究し続ける
「観察 → 探究 → 行動」の連続
これが金次郎にとっての『至誠』でした
前回の授業でこうしたことを学んだキッズ
今回も金次郎の考え方を
金次郎の人生を振り返りながら学んでいきましょう
ある日の金次郎さん
とてもにぎやかな街を見つけ
そのにぎやかさの理由が街を収める人
大久保忠真(おおくぼただざね)というお殿様のチカラにあると知りました
大久保忠真のことをもっと知りたい!
まさに『至誠』の思いで
大久保忠真の元へと向かいます
とはいえ大久保忠真はお殿様
一介の農民である金次郎とは
月とすっぽん、雲泥の差です
門前払いが関の山
そこで金次郎
まずは武士の世界をちらり
覗いてみることに
そこで垣間見たのは……
見た目が華やかでも
その裏では借金に苦しむ武士たちの姿でした
過去に豊かだった暮らしを
貧しさが増してきた現在でも行っていたがためのその姿です
この暮らしをどうにか変えられないだろうか
金次郎は考え
ある発想に至りました
それが『分度』です
自分に合ったちょうどよい暮らしをしよう
お金がないのなら働き方を学ぼう
簡単に言えばそのようになりますが
金次郎は節約を呼びかけたわけではありません
未来の自分のため
未来の誰かのため
今を謳歌するためではなく
それをつないでいくための考えが『分度』であり
実際につなぐことが『推譲』です
高尚な考えではありますが
どっこい当時の金次郎はまだ農民
階級の違う武士にこの考え方が浸透するのか
そもそも聞き入れてもらえるのか
そこが懸念点でした
そこで……
金次郎は『五常講』というお金に関する制度を設けました
五常というのは何かと言いますと……
以上五つを合わせて五常
人として大切な心の在り様を示したものです
お金の貸し借りに関してのルールを定めたこの五常講
武士は約束を守ることをとても大切にしている人たち
借りたお金をきちんと返すこと
でないと周りに迷惑がかかるうえに
約束を反故にすることになる
この制度を用いて
金次郎は少しずつ武士の信頼を得ていったのです
勤労と分度
それによって溜まった財や
積み上げた知識を困っている人に
あるいは後世に残すこと
それが『推譲』です
五常講の考えによって
武士からの信頼を得た金次郎は
推譲の考えを広めていきます
その噂はじわじわと広がり……
そしてついに
念願の大久保忠真との出会いに至ったのです!
当時大久保忠真の悩みのタネだったのは
『桜町』という地域でした
不毛不作にさいなまれていた桜町
さまざまな役人のチカラをもってしても復興のめどは立たず
もはや重荷にしかならないその地域
なんとか再興したいと思っているものの
にっちもさっちもいかず……
そこで大久保忠真は
二宮金次郎に桜町の復興を任せてみようと思い至りました
が
金次郎
一度はそれを断ります
そして
こう進言しました
あくまでも復興の要はそこに住む村民
荒地は荒地の民のチカラで復興しなければ意味がないのだと
大久保忠真に対し真剣に語ったのです
その思いは忠真の心に届きました
金次郎の『徳』への想いに感銘を受けた忠真は
二宮金次郎に武士としての名
二宮尊徳(そんとく)
という名を与えました
徳を尊ぶ者
この名だけで、忠真の金次郎への思いが伝わってくるようです……!
桜町の復興に身命を賭すことに決めた金次郎――尊徳
これまでの知識と経験を持って
つまりは
至誠・勤労・分度・推譲
これらをもって桜町の復興に取り掛かります
10年で復興させるぞ!
意気込む尊徳ですが
7年もの間なんの成果も上がらず
ついには
言うことを聞かない農民を川へ蹴落としてしまう始末……
懊悩とする尊徳は
成田山という場所で
己を見つめ直す断食修行に入ります
「私はこんなにも頑張っているというのに
なぜ農民たちは答えてくれないのだ……」
その修行の中で
尊徳は気づきました
「私はいままで、自分本位だったのではないか?」
「私の考えだけが正しいのか?」
「村人のこともよく知らないといけないんじゃないのか」
自分と相手
一つの円になることこそ
互いを認め合うことこそ
自分がやるべきことなのではないか……?
尊徳は村人に寄り添いながら桜町の復興に当たりました
その結果
7年かかっても成果の上がらなかった桜町は
たった2年で大きな復興を見せたのです
のちに尊徳は
こう語ったようです
桜町を復興させた話が日本中に伝わると
尊徳は各地から声がかかり
生涯で600もの村を再興させるに至ったのでした……
さて!
長くなりましたが
ここからが本番です!
尊徳から学んだ
『分度』『推譲』
キッズたちがこれから大切にしたい『分度』は?
3月のミラコラEXPOに向けたチャレンジ
そこで得た諸々をどんな形で誰かに『推譲』したい?
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