【ミラコラ梅田天六】5月ワンデー授業～「そんなこと考えたこともなかった…」が育てる、気づく力～

 

今回のミラコラのワンデー授業では、前回決めたこころざしをもとに「アクティブイマジネーション」をテーマにした授業を行いました。

アクティブイマジネーションとは、自分の中にある想像力を能動的に使って、「どう生きたいか」「どう考えるか」を深く掘り下げる時間。勉強や習い事のような知識を身につける場ではなく、「自分自身の生き方・考え方を育てる時間」です。

 

過去の自分を振り返り、未来の自分を想像する。

すると、今の自分は何をしないといけないかに気付いた子どもたち。

ある子は20年後に「アップルに入社する」という未来を描きました。

すると、「大学は東大に行く」、今は「英語の勉強をする」という、今しないといけないことが見つかりました。

 

 

アクティブイマジネーションに取り組んでいるとき、「なんで勉強せなあかんねん」という独り言が聞こえてきました。

ファシリテーターはその言葉を聞き逃しません！

「よし！じゃあみんなちょっと手を止めて、なんで勉強しないといけないかみんなで考えてみよう！」

ミラコラでは、大人が「当たり前」として流してしまいがちなテーマも、子どもたちにとっては真剣に考える価値のある問いだと考え、みんなでじっくり向き合う時間をとることがよくあります。

子どもたちからは、こんな答えが返ってきました。

• 言葉を知らないと将来の仕事で困る
• 詐欺にあって騙されてしまうかもしれない
• 勉強しないと、頭が悪くなる

 

続けてファシリテーターはこんな質問をしました。

「自動車って、ガソリンで走ってるけど、エンジンの仕組みって知ってる？ガソリンはどうやって作られていると思う？」

子どもたちは口をそろえて「知らな〜い」と答えていました。

ファシリテーターは続けます。

「勉強してないと、そういうこともわからないよね。もし誰も勉強してこなかったら、自動車だってこの世になかったかもしれないね」

その言葉に、子どもたちはうなずきながら納得した様子でした。

すると、ある子がポツリとつぶやきました。

「ガソリンがどうやって作られているか、そんなこと考えたこともなかった……」

その純粋なひと言が、とても印象に残る場面でした。

 

さらにファシリテーターは深堀して「なんで学校ではゲームをしたらダメなの？」と投げかけました。

この問いに対して、子どもたちは自ら考え、こんな意見を出してくれました。

• 集中力がきれてしまうから
• 楽しすぎてやめられなくなる
• 自律できないと、ゲームに振り回されてしまう

こんなふうに、ミラコラではひとつの問いから「なぜ？」「なぜ？」と深堀して考えることを大切にしています。

自分では気づかなかった視点に出会い、世界の見え方が少しずつ変わっていく——それこそがミラコラが目指す「視点を変える学び」気づく力です。

 

ミラコラでは、点数やテストのための勉強ではなく、「志」「創造性」「共感力」「働く意味」など、これからの社会に求められる力を育てています。

子どもたちは、日々の対話や体験、探究活動を通して、

• 自分の価値観と向き合う力
• 他者の考えを尊重しながら、自分の意見を言葉にする力
• 社会とつながり、誰かの役に立ちたいと思える心

を少しずつ育てています。

 

「勉強はなぜ必要？」
「働くって、どういうこと？」
「自分はどんな未来をつくりたい？」

今の時代、ただ知識を覚えるだけでは生きていけない——そんな言葉をよく耳にします。

AIの進化、働き方の多様化、そして「正解のない社会」。

こうした中で、「どう生きたいか」「どう働きたいか」を自分の頭で考え、自分の言葉で語れる子どもたちを育てていくことが、これからの教育に求められています。

そんな未来を見据えた学びを実践しているのが、ミラコラです。

AIにも真似できない、自分の頭で考え、感じ、未来をつくる力。

その芽を育てる時間が、ここにはあります。

 

 

ミラコラでは、無料で体験授業も受け付けています！

ミラコラ梅田天六は毎月第4日曜日に授業をしています。

次回のワンデー授業は、2025年6月22日（日）です。

体験授業のお問い合わせは、下記のお電話またはメールにてお気軽にご連絡ください。