【ミラコラキャリア塾】　1月ワンデー授業②　ココロザシの授業「（株）大栗紙工　大栗社長」～どんな特性を持った人でも楽しめる社会に！～

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ミラコラキャリア塾「1月度　ワンデー授業」レポート vol.２

　　ココロザシの授業

（株）大栗紙工　大栗社長

　～どんな特性を持った人でも

　　　　　　　楽しめる社会に！～

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1月のワンデー授業午後の部でございます！！

 

 

 

2025年

新年一発目の志先生は、この方！！

 

大栗紙工株式会社より

代表取締役

大栗　康英さんです！！

 

 

ゆったりと穏やかで、

内面の優しさがにじみ出ているような顔つきの方ですね～

 

そんな大栗社長が経営する

大栗紙工株式会社

 

どんなものを作っている会社かと申しますと……

 

 

いわゆる「無線とじノート」を、

年間2200万冊も作っている会社さんなんです！

 

某有名ノート企業さんからの依頼を受けて、日々ノートを作っています……！

 

ちなみに、「無線とじノート」というのは

ノートの中央に糸が入っておらず、ノートの背をのりでくっつけたノートのことです

 

その製品の質の良さは折り紙付きで、

企業さんからも高い評価を得ているんだとか……！！

 

 

そして、

大栗紙工さんが作っているもう一つのノートがあります

それは……

 

「mahora（まほら）」というノートです！

 

「まほら」というのは、大和言葉で、

「住み心地のいいところ」という意味を持っています

 

ノートで、「住み心地がいい」とは、

一体どういうことなのでしょう？

 

 

実はこの「mahora（まほら）」ノート

発達障がいを持つ方に特化したノートなんです！！

 

例えば、視覚過敏の方用のノート

実は、白いノートだとその白さがまぶしくて使えない方がいるのです……

 

また、表紙のデザインや罫線、日付が気になって集中できない方も

世の中にはいらっしゃいます

 

そうした方のために、大栗紙工さんが作ったのが

「mahora（まほら）」ノートなのです

発達障がい当事者の方々と相談して、そのような性質を持つ方でも

安心して使えるノートを作ったのです

 

たとえば……

 

罫線が細かく使いやすいノート

罫線が薄く、気の散らないノート

 

 

十字のマスをなくし、真ん中の点だけにして、

描きやすくしたノート

 

 

 

そして、なんと大栗紙工さんは……

 

大栗紙工さんは、100年企業なのです！

 

 

ミラコラは10周年

10年続く企業は、約60%と言われているそうです

 

それが100年となると、

なんと、約３％と言われています……（諸説あり）

 

 

 

大栗紙工さんがもつ優しさ

様々な人に歩み寄る姿勢や、製品の質の良さの徹底

 

100年づづく企業である理由がうかがえますね……！！

 

 

 

100年企業である大栗紙工さん

その社長である大栗さんの志は……

 

まさに、先ほど紹介した

「mahora」ノートがやろうとしていることですよね……！！

 

その志を掲げる大栗社長

 

実は、そのお父さんにこんなエピソードがありまして

 

当時の年商が一億円

しかし、最新式の無線ノートを作る機械も一億円

 

みんなだったら買う？　買わない？

 

買う派の意見

「将来性があると思うから買う」

「お金がたまってから買う」

 

買わない派の意見

「今までの方法のほうが利益が出そう」

「買ったらお金がぎりぎりになるし、単純に高い」

 

キッズたちはそんな意見を出しました

大栗社長のお父さんは……

 

 

買ったんです！

 

その機械を導入しておけば、

皆が幸せになることができる、

そして、将来的にはノートが広く必要になる！

 

そう踏んで1億円の機械を買ったんです

 

今では、その機械を持っているのは大栗紙工ともう一社だけ

おかげで、たくさんの仕事が

大栗紙工さんに舞い込むことになったんだそうです

 

ちなみに……

 

昨今普及してきたタブレット

ノートと比べて、どっちのほうがいいんでしょうか……？

 

キッズたちに聞いてみました

 

　　

 

ノートのいいところ

軽い、かきやすい、まとめやすい、絵が描ける、田舎でも売ってる

持ち運びやすい、新しいノートはワクワクする、感情がこもる気がする

 

ノートの悪いところ

手がつかれる、なくなるのが早い、水でヨレヨレ、破れる

買い替えが早い、消し跡が残る

 

タブレットのいいところ

消しやすい、いろいろ機能がある、ローマ字打ちしやすい

文字がすぐ打てる、調べものが出来る

 

タブレットの悪いところ

値段が高い、読み込みが遅い、壊れたら高い

目が悪くなる、手で書く時漢字が思い出せなくなる

 

などなど

賛否両論、どっちがいいか挙手を求めると、結果は半々くらい

 

大栗さんは……？

断然ノート派、とのこと

 

人は文字を書きながら情報を整理する風があるらしく、

ノートのほうが学力の上昇につながりやすいんだとか

 

タブレットが原因かは不明ですが、

国別の学力ランキング上位だったスウェーデンは、タブレットを導入した途端に、

その順位をがくっと下げたんだとか

 

その後、スウェーデンでは、配布したタブレット端末を回収したそうです……

 

 

 

大栗さんが今の日本で

問題だと思っていることがあって……

 

 

例えば、左利きの人は人口の一割くらいと言われています

 

左利きの方用のなにかを作っても

あまり売れないだろうことは想像に難くありません

 

ならば、先ほど紹介した、

発達障害の方のためのものは？

左利きの方よりももっと母数の少ない方は？

 

「安くする」ことが悪いわけではないですが、

その陰でないがしろにされてしまう人たちがいること

 

大栗さんは問題意識として抱えているそうです……

 

 

大栗さんの志

「色々な特性がある人も、みんなが楽しく

暮らしていける社会を実現する」

ここにあるように、世の中にはいろんな人がいます

 

そこで、キッズたちにこんなお題が……

 

大栗紙工さんが作っている「mahora」ノートのように、

誰かのためのノートを考えてほしい！

 

キッズたち、頭を働かせます……

　　　　　

 

キッズたちの案から、いくつかを紹介します！

 

「学生用に5教科がまとめられるノート」

ひとつのノートに5教科分が集約されているので、

荷物が軽くなるし、一冊持つだけなので忘れ物も少ない！

 

「三等分のノート」

単語帳のように、ノートが三分割できて、

一冊で数教科の勉強ができる！

 

「磁石でくっつくノート」

黒板に板書するときに、ノートをくっつけるだけでいい

固いので書きやすくもある

 

「自信がつくノート」

社会で活躍している人からの

アドバイスが書いてあったり、

誰かの好きな食べ物や趣味が書いてある

QRコードで応援動画も見られる

 

「だれかのため」という

ミラコラでもよく考えていることだからなのか、

いろんなアイデアが出てきますね！

 

 

 

では、今回と、来月に向けての志ワークです！！

 

 

大栗紙工さんでは「A4A1ノート」というノートを作っているそうです

 

A4に折りたたむことができ、持ち運びや収納に便利なサイズに

変更できるA1のノートです

 

今、使われているのは、こんな用途

 

なにかのランキングを一目でわかるようにする

 

A4サイズになるので、持ち運びに便利なすごろくのマス

 

 

自分の目標をまとめられるマンダラチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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