【ミラコラ名古屋】12月ワンデー授業① ジェンダー問題の根本原因って?
小学生である今から行うキャリア教育!
ミラコラで「現実をよく観る力」と「未来をつくる力」を育もう!
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ミラコラ名古屋「12月度 ワンデー授業」レポート vol.1
ジェンダー問題の根本原因って?
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ミラコラキャリア塾
ミラコラ名古屋のワンデー授業
いつものように
午前の部:幸せ力発見プログラム
午後の部:志の授業&仕事体感ワーク
で進行していきます〜
最近、学校でもニュースでも
SDGsという言葉が目立ってきました。
SDGsという言葉知ってますか?
と聞くと、ほとんどの人が「知っている」と答えます。
しかしながら、
どこまで本質的にわかっているだろうか?
というと、なかなか難しい
ということで!
今回はジェンダー問題を深掘りしてみました!
ジェンダー(gender)という言葉ってなんなの?
ちょっとパソコンを使って調べてみよう〜
生物学的な性別(sex)に対して、
社会的・文化的につくられる性別のこと。
世の中の男性と女性の役割の違いによって生まれる性別のこと。
なるほど〜
男も女も区別なく一緒にしようぜ
と言っているわけではなく
生活していく上で少しずつ作られてきた男女の違い
これこそがジェンダーなんですね〜
え?それって何が悪いの?
具体的に何が問題なわけ?
またまたみんなで調べてみよう!
世界的に見ると結構女性が差別されているという事例もあるんだね
これはヒドイなあ・・・
日本でも昔は結構「男女の差別」があったみたい
え?今でもまだまだあるみたいだよ
家庭の中でも色々とあるみたい
家事をするのはお母さん
外で仕事をするのはお父さん
スカートは女性がはくもの
男性は・・・
性同一性障がいの方も増えてきたりしてて
男性、女性というわけ方で苦しんでいる人もいたり・・・
表面的には問題ないように思うかもしれないけど
知らないところで「苦しんでいる」人たちもたくさんいるんだよね
だから問題になっているんだね
子ども向けのジェンダー問題に関する本がありまして
読んでみたところ、興味深いページがありました。
良い教材になるかもなあと思いお題提供をしてみました。
キッズたちの反応はというと?
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いや別に「かわいい」という言葉が悪いわけじゃなくない?
ちょっと極端すぎない?
「かわいい」って言っちゃダメ
だったらさあ
「かっこいい」も「イケメン」もダメだよね
見た目で判断しちゃダメだったら
「走るの早いね」とか
「勉強できるね」とかも
ある意味ダメじゃん
それよりも
「キモい」とか「死ね」という言葉の方が
やばくない?
というか、「かわいい」って言ってはダメとか
やりすぎると「みんな一緒」になってしまって
個性とかなくなるんじゃないの?
どんなにオシャレしても誰も何も言ってくれなくなったら
やりがいも生きがいもなくなってつまらなくなる
でも、ある子は「かわいい」って言ってもらえるけど
ある子は「可愛くない」って言われるのも傷つくよね・・・
問題なのは、周りが勝手に評価をして決めつけることではないか?
問題なのは、状況や相手の気持ちを考えずに言葉を振りかざすことではないか?
相手の特徴を受け入れて、認めて、
良いところを見つけて、それを生かすこと!
それが大切だよね〜
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なるほど〜
子どもたちから色々な意見が出てきましたね〜
「かわいい」という区別の「せいで」
「かわいい」という区別の「おかげで」
を考えてみよう
「ジェンダーのせいで」「かわいいのせいで」
・差別が生まれる
・評価されない人は悲しむ
・思い込みや勘違いが生じる
・「当たり前」で人を抑えつけてしまう
「ジェンダーのおかげで」「かわいいのおかげで」
・色々な考えが生まれる
・助け合いが生まれる
・個性が豊かになる
・モチベーションになる
悪い面だけでなく、良い面もあったりするんですね〜
「かわいい」という言葉を使うべきか?どうか?
それはわかりません
ジェンダー的な不平等をすべて平等にすべきかどうか?
もわかりません
生物的な男女はもちろん区別しないと
お風呂も一緒にはりましょう
トイレも分けないようにしましょう
という極端な話になってしまう
良く考えると
ジェンダー的な区別は
縄文時代や古代エジプトの時代にもすでにあったわけですし
時代の進化に合わせてジェンダー区別も変わってきていることでしょう
巫女やシャーマンに女性が多いのも
色々な深い意味があるようです
「区別」と「差別」は違う
とよく言います
より良い区別
お互いの違いを尊重し、良い特徴を生かすということはむしろ大切な気もします
心なき差別
ただし、その違いに上下をつけて卑下することはよくないのでしょう
つまり!
全ての多様性(違い)を認め、受け入れ、寄り添い、感謝し、
お互いに敬意を払えば
そもそもジェンダー自体が問題になったりしない
のではないでしょうか?
これは、環境問題も同じで
人間だけが偉いのではなく、人間が中心でもなく、
全ての生物の存在を認め、受け入れ、寄り添い、感謝し
全ての生物に敬意を払えば
環境破壊なんてありえないのではないでしょうか?
今回の学びは
午後からの志の授業にもつながっていきます
キッズたちも様々な気づきがあったようです