【ミラコラ名古屋】5月ワンデー授業①「死んでも助ける」のと「死んで助ける」のは違う!
小学生である今から行うキャリア教育!
ミラコラで「現実をよく観る力」と「未来をつくる力」を育もう!
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ミラコラ名古屋「5月度 ワンデー授業」レポート vol.1
「死んでも助ける」のと「死んで助ける」のは違う!
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本日の午前の部は
「歴史上の人から学ぶ」シリーズ
以前行った二宮金次郎に続く第2弾はこちら!
ブッダでございます〜
えーと、ミラコラ急に仏教系になったのか?
と勘違いされそうですが、そうではなく(汗)
単純に
「パブリックイノベーター」としての生き方
を学ぶにあたって、ブッダの生き方が
面白い学びになるかも〜と思ってのことです
特に「手塚治虫さんのブッダ」という漫画がとてもわかりやすく
漫画を読み解きながら学んでいきました^^
「ブッダ」クイズ①
エサを見つけられず
倒れたおじいさんに貢献できなかったウサギは
どんな行動をしたのか?
「ブッダ」クイズ②
食べ物を見つけたタッタたちは
自分で独り占めしたのか?仲間と分けたのか?
「ブッダ」クイズ③
ヘビの卵を食べたかった人間たち。
ヘビは人間を1人くれたら卵を分けてやろうと交渉をしてきた。
タッタたちはどんな行動を起こしたのか?
漫画ではこのように展開していきました
クイズ① 回答
食料を見つけることができなかったウサギは
自ら火の中に飛び込んで
自らの肉をおじいさんに食べさせようとした
クイズ② 回答
人間だけで分けるのではなく、仲間で分けた。
ただし仲間とは人間だけではなく
食料を見つけてくれたネズミにも食料を分け、
周りにいる他の動物にも食料を分けた
クイズ③ 回答
タッタは自らヘビに食べられる決断をし
頭から丸呑みされて他の人間を救った
という結論に対して
キッズたちはどう考えたのか?
自ら火に飛び込んだウサギの行動は
良かったのか?悪かったのか?
自らヘビに食べられたタッタの行動は
良かったのか?悪かったのか?
意見①
良かったと思う。
死んでしまって良いか?どうかはわからないけど
自分にできる行動を必死で考えて
「行動を起こしたこと」自体は
素晴らしいと思う!
意見②
ウサギは何も死ななくても良かったのでは?
クマやキツネがとってきた食料だけでも
おじいさんは生きられたのでは?
生きていれば、
また別のことでおじいさんに貢献できるかもしれない
死んでしまったらもう何も貢献できない
意見③
自ら死んでしまったら
おじいさんも悲しむし困るのではないか?
おじいさんは死んでまで助けてもらいたかったのか?
もっとおじいさんの気持ちを考えた方がいい
意見④
「食料を探す」以外にも貢献できることはあったのではないか?
火を起こしておじいさんを温めるだけでも貢献になるし
ウサギの毛でおじいさんを温めることできる
「食料を探す」ことだけにとらわれていたのではないか?
意見⑤
「死んでも助ける」と「死んで助ける」のは違う
もっと視野を広げれば別の方法が見つかったのではないか?
意見⑥
今ここでヘビを食べなかったとしても
ヘビ以外の何かの「いのち」を食べなければならない
じゃあ、その別の「いのち」が「食べないでほしい」
と言ったら食べないのか?
それは違うと思う
「死んでも助ける」と「死んで助ける」のは違う
うーん、これ深いよね〜
今人気の「漫画」の名台詞らしいですね^^
今回なぜ「ブッダ」をテーマにしたのか?
というと
パブリックイノベーターとしての生き方を学ぶため!
なんですよね
パブリックイノベーターとは
みんなの幸せが私の幸せ
をどこまでも追求する人
「みんな」というのをどこまで定義するのか?
目の前のおじいさんを助けることももちろん大切なんだけど
この世界にはもっとたくさんの人がいる
なんなら、10年後、100年後の人たちもいる
本当の意味で「みんな」が幸せになるために
今死ぬことが最適なのか?
ここは答えがないけど
考えるべき問いですよね
意見⑥
もとても深い
みんなはヘビの卵を奪いますか?
と聞くと
ほぼ全員が「奪わない」と答えました
じゃあ別の質問をするけどさあ
豚や牛が「食べて欲しくない」って言ったら
食べないわけ?
野菜たちが食べないでほしいって言ったら
食べないわけ?
「・・・・・・」
と黙り込むキッズたち
いのちをいただくこと
思っている以上に「重い」ことであり
「いのち」は大切だってこと
ウサギやタッタに対しては
「死んじゃダメだ」
って言うけど
普段の食卓で食べているものは
みんな死んで人間に捧げているわけだよね
さあ、さあ、みんなこれをどう考える?
そんな大切な「いのちをいただく」のであれば
その「いのち」の分まで
お役だちしようよ!
いのちを輝かせきろうよ!
頭を働かせようよ!行動しようよ!
そんなの無理なんて言わずにさあ
Aか?Bか?を超えてCを、
さらにはZを考え抜こうよ!
これが
私たちが目指す
パブリックイノベーターのあり方なのかな?
いや、もっと深いかもよ