「毎年同じ」の素晴らしさ
毎年恒例
地元の「血の池公園の盆踊り」
血の池公園
ってなかなかすごい名前でしょ^^
「小牧長久手の戦い」のあった長久手ならではの公園です。
朝7時から地元の人たちが集まり
「やぐら」を組み立てるところからスタートします。
20代〜70代の様々な世代が集まり
あーだ、こーだと言いながら(笑)
途中、「市長」が労いに顔を出してくれまして
お話いただいたのですが
なるほどな〜って思ったのが
確かにこのコミュニティ
よく考えたらなかなか面白い^^
県会議員や市議会議員もいるし
文化協会の会長や土地区画整理組合の会長
会社の経営者もたくさんいる
いろんな役職のお偉いさんがいるけど、
おい!お前!
と役職なんて関係なく
先輩!後輩!と世代を敬いながら運営されている
なんだかね
立場を超えて?
「一人の人間」に戻れるような
そんなコミュニティがここにあるんですよねー。
やぐらの組み立て方は
だいたい70代の先輩たちが先導するのですが、
どうやらこだわりがあるらしく(笑)
とっても細かいやり取りが繰り広げられ
皆さんド真剣^^
見ていて微笑ましい(笑)
でもその「こだわり」には「誇り」を感じたりもしつつ
そのやり取りを毎年見ている私たち世代に
自然と「こだわり」や「誇り」は受け継がれていくのでしょうね^^
多くの地域では
若い世代が少なくなってきているようで
こういったコミュニティも高齢化が進んでいくんだけど
20代の孫世代も参加してるし
何よりも10代のこどもたちによる
太鼓チームも結成されていて
あー、あと50年は間違いなく
このコミュニティは続いていくんだろうなあ
って思う
昨今、お祭りも
機をてらった様々な工夫
がなされているんだけど。
この血の池公園の盆踊りに関しては
毎年同じ
なのです。
私も仕事柄、
よく研修で
現状維持=衰退
現状打破が大切
永続的に発展し続けることこそが
自然の流れであり、
そうでないと淘汰されていく
などと伝えるのだけど、
この血の池公園の盆踊りに関しては
毎年同じ
いわゆる
ザ・盆踊り
盆踊り中心の盆踊り大会
なのです。
長久手音頭をはじめ、
いまだに「アラレちゃん音頭」が流れる
70代の大先輩の同じ方が毎年司会をする
かき氷を無料で振舞う
屋台も「焼きそば」「ヨーヨー釣り」などのラインナップ
私が小学生だった
35年前とほぼ同じ
一時期は私も
「ちょっとマンネリかも・・・」
と思った時もありましたが
今となっては
「毎年同じ」
がなんだかとっても
心地よく感じるのです。
懐かしくもあり
誇らしくもある
伝統と流行
どちらも大切
常に新しく!進化し続ける
ことも必要
常に同じ!いつも同じ!
が必要な時もある
コミュニティも同じ
先輩!後輩!
などの上下関係なんて
流行らないのかもしれないけど
それが大切だったりもする
日本全国かけ回りながら
いずれは世界へ!
などと大きなことを言っている私にとって
このような
超地元の小さなコミュニティの活動が
一人の人間にとって
なくてはならない大切なことを思い出させてくれる
貴重な機会となっているのです。
伝統と流行
大切なものを置き忘れることなく
永続的に発展し続ける文化を創出していきたいと思います